1545_ランニングシューズ選びで大事なのは自分の直感……的な話 #運動 #アイテム
「バーゼル大学で医学を学んだスイスの精神科医カール・グスタフ・ユングは『ある人に合う靴も他の人には窮屈である。あらゆるケースに通用する人生の秘訣というものはない』と言ってます。万人に合う靴は存在しないのです」
「やっほー、知識はいいぞ。世界一の美女サクラです! 今回は『ランニングシューズ選びで大事なのは自分の直感……的な話』の話します。よろしく」
「読者様は運動をしていますか?」
「運動には様々な種類がありますが、とりあえず運動を始めようと思ったら、ランニングから始めませんか?」
「特に必要な技術もありませんし、動きやすい格好に着替えて走るだけです。楽に始められるので、運動と言えばランニングと考えている人もいるでしょう」
「簡単に始められるとはいえ、怪我はしたくありませんよね? そこで重要になってくるのが靴です。いわゆるランニングシューズですね」
「いいランニングシューズを履いていれば怪我のリスクが減る、そんな理由で高い靴を選んでいるかもしれません。ですが、それで本当にいいのですか?」
「実は、ランニングシューズは高ければいい、という単純な話ではないみたいです」
「昔から競技の世界ではランニングシューズの重要性が叫ばれていました。選手の怪我を予防したり、好タイムを出すためです。しかし、今になっても選手の怪我は少なくなっていません。機能は高性能になっていおり年々記録は更新されていますが、怪我のリスクは同じまま、いえ増えている可能性さえあります」
「そこで研究者、怪我をしにくいランニングシューズについて調べました」
「今回はランニングシューズの選び方についてお話します」
「参考文献はルクセンブルク健康研究所の研究となります」
「研究者はランニングシューズと怪我の関係を調べるため、18歳~65歳の市民ランナー527人を対象に調査を行いました」
「参加者にクッション性が異なる二種類のランニングシューズを6ヶ月間使用してもらい、ランニングの距離と時間、使いやすさ、怪我のリスクなどを報告してもらいました」
「データを分析して、どのようなランニングシューズが怪我のリスクを抑えられるのか調査したのです」
「さて読者様、どんなランニングシューズを選べばよかったのでしょうか?」
「底の厚さはどれくらいでしょうか?」
「厚底のシューズは高い反発力があるため、足首の負担が減ります。しかし、股関節や大腿骨への負荷は増えます」
「クッション性はどうでしょうか?」
「クッション性が高いと足を地面に着けた時の衝撃が吸収されます。足全体の負担が減りそうな気がします」
「重さはどうでしょうか?」
「靴が重いと足に負担がかかります。しかし、軽量な靴は保護機能が弱くなります」
「他にもグリップフィット感など、靴選びには様々な要素が関わってきます。はたして、市民ランナーはどんなランニングシューズを選べばよかったのでしょうか?」
「500人以上の市民ランナーにランニングシューズを試してもらったところ、怪我をしにくいランニングシューズはーー」
「履いてみて快適な靴でした!」
「ランニングシューズ選びにおいて大事だったのは個人の感覚、つまり主観を信じることでした」
「実際に履いてみて「このランニングシューズ、めっちゃいい」と思ったのを選ぶことが大事でした」
「というのも、個人差が大きいので万人が怪我しない靴など存在しないからです」
「たとえばクッション性です。クッション性が高いと感じているランナーはクッション性が低いと感じているランナーに比べて怪我のリスクが低いことが判明しました」
「着地時に足首が内側に倒れこむことをプロネーションと呼びますが、ランニングシューズのプロネーションを保護する機能も怪我の予防にあまり役立たない可能性が高いみたいです」
「他にも、つま先とかかとの厚さも怪我の予防にはあまり関係がないみたいです」
「このようにランニングシューズの性能と怪我のリスクにはあまり関係がありません。そこで研究者は快適な靴を選べばいいんじゃね? と考えました。実際に感じている快適さと理想の快適さとのズレを調べました」
「その結果、快適な靴を履いていると回答した人は、実際に怪我のリスクが低くなっていました」
「ランニングシューズ全体の満足度が高い人は、満足度が低いグループに比べて怪我のリスクが53%低下していました」
「クッション性も同じで、満足グループは怪我のリスクが76%低下していました」
「快適なランニングシューズを履くことで、怪我のリスクは半分以下、もしくは4分の1以下になる可能性があるみたいです」
「読者様はランニングシューズを選ぶときに苦労した経験はありませんか? 口コミを一生懸命調べたり、レビューを読んだり、スペックを比べてみたことがあると思います」
「しかし、それは無駄だったようです。実際に試し履きをして、気持ちいと感じた靴を選べばよかったのです」
「違和感がある、クッション性が足りない、締め付けがきつい、などの快適さが足りていない靴は選ぶべきではなかったのです」
「自分の感覚を最優先にランニングシューズを選びましょう。ファーストインプレッションを大事に」
「ということで今回のまとめです」
「研究者はランニングシューズの選び方について調べてくれたよ。500人以上の市民ランナーにランニングシューズを試してもらって、どんな靴がいいのか調べたよ」
「すると、履いていて快適な靴がいいことが判明したよ」
「靴の影響は個人差が大きいから、絶対的な正解はないよ。だから、自分が履いていて気持ちのいい靴だったらOKみたい。実際に快適な靴を履いている人は怪我が少なかったよ」
「ランニングシューズ選びは自分の感覚を信じることが大事みたい」
「今回の研究は市民ランナーを対象にしたものです。そのためアスリートや特殊な靴を使用する場合では、今回の結果が当てはまるかは不明です」
「まあ、アスリートは足の形をスキャンして、オーダーメイドで作成するので、今回の結果に当てはまらなくても問題ないでしょう」
「とにもかくにも、我々普通の市民ランナーは快適さ重視でランニングシューズを選べばいいのです。ファーストインプレッションを大事にしましょう」
「今回は『ランニングシューズ選びで大事なのは自分の直感……的な話』でした。物知りになりたい」
「ありがとうございました。次は『SNSは使わないほうがいいのか?』です! バイバイ」




