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1514_脳における「美」の基準とは #脳 #美

「大企業の秘書経験があるイギリスの作家ジェームズ・アレンは『穏やかな心は、この上なく美しい、知恵の宝石である』と言ってます。平穏な心を手に入れたい」


「やっほー、物知りになりたいんだゾ。世界一の美女サクラです! 今回は『脳における「美」の基準とは』について話します。よろしくお願いします」


「世の中には様々な美しいものがあります。自然、絶景、芸術、宝石、動作、空間、精神、音楽、行動、工芸品など」


「本当に色々と美しいものが存在しますが、多くの人が美しいと感じるものは似通っています」


「どうしてたくさんの人が同じものを美しいと感じるのでしょうか? 不思議に思いませんか?」


「そこで研究者は脳は何を持って美しいと判断しているのか考えました。その結果、「代謝コスト」ではないか? と思い至り、実際に調べてみることにしました」


「今回は脳における「美」の基準は何かについてお話します。とてもユニークな研究を行ってくれた研究がいるんですよ」


「参考文献はカナダのトロント大学の研究となります」


「研究者はまず1118人に4914枚の画像を見せて、5段階で美しさを評価してもらいました。その際人口ニューラルネットワーク(AI)を用いて、各画像の代謝コストと美しさの関係を調べました」


「次に、4人の参加者に先ほどの画像を見せて、fMRIで脳活動を測定しました。この際、BOLD信号(脳の酸素消費量)からエネルギーの使用量を調べて、脳が感じる美しさを分析しました」


「要するに、多くの人が美しいと感じる画像と脳で消費されるエネルギー量には関係があるのではないか、を調べた実験となります」


「さて読者様、多くの人が感じる美しさにはどんな秘密が隠されていたのでしょうか?」


「見るとたくさんエネルギーを消費する画像が美しいものだったのでしょうか?」


「人というのは疲れを一種の指標にしています。実際の成果ではなく、疲労具合から達成感を感じる生き物です。脳が疲れた、と感じる画像ほど、美しいと感じる画像だったのでしょうか?」


「それとも反対に、脳が疲れない画像のほうが美しいと評価されるのでしょうか?」


「脳はとても省エネを好みます。サボれることがあれば、容易くサボります。考えなくていいことは考えません。省エネで効率的なことが好きなので、脳が疲れないものを美しいと感じていたのでしょうか?」


「それとも、代謝コストは美しさと関係がなかったのでしょうか?」


「美しいものは脳が疲れようが疲れまいが、美しいです。疲労とは関係ないという結果が出たのでしょうか?」


「はたして、脳は何をして美しいと判断していたのでしょうか?」


「1000人以上の協力者と5000枚弱の画像を使って調査した結果、脳が美しいと感じる画像はーー」


「代謝コストが低いものでした!」


「代謝コストが低いとはつまり、脳がエネルギーを消費しない画像のことです」


「脳は処理するのが楽な画像を美しいと感じるようにできていたのです。脳はコスパ重視ってことですな」


「逆に言えば、脳が一生懸命に処理をする必要がある画像は、美しくないと思われるみたいです」


「やはり、脳は省エネを好みます。簡単に処理できる画像を好むということなのでしょう」


「美しいと感じる画像は、普通なもの、定番もの、見慣れているもの、シンプルなもの、まとまっているもの、規則性があるもの、など」


「反対に、複雑なもの、情報が多いもの、チカチカするもの、よくわからないもなどは処理コストが重いので美しいと思われにくくなります」


「ただし、注意点として、シンプル過ぎるのは却って退屈を生みます。真っ白い壁のようなシンプル過ぎるものは処理コストとしては非常に低いですが、見ていて退屈です」


「脳は非常に我がままです。処理コストが軽いものを好きと言いながら、処理コストが軽すぎるものは嫌だというのです。適度に刺激があり、興味を引くものを好むのです」


「読者様はどんなものに美しさを感じますか?」


「いつも見ているもの、形がシンプルなもの、パターンがあるものなどを好んでいませんか? その理由は脳が楽できるからみたいです」


「つまり、アート作品を制作する際は脳の処理が楽になるものを作ればいいっぽいです」


「一目で分かるもの、シンプルな構造のもの、規則性があるもの、難しい言葉を使わないなどが大事です」


「しかし、シンプル過ぎると逆に評価されなくなるので、適度に脳を刺激するように工夫することも大切です。このバランス感覚が上手い人が素晴らしい作品を生み出すのでしょうね」


「ということで今回のまとめです」


「研究者は脳が感じる美しさの正体を脳のエネルギー消費量から分析したよ」


「1000人以上に5000枚弱の画像を見せて、美しさとエネルギー消費量の関係を調べたよ」


「すると、脳が美しいと感じる画像は、エネルギー消費量が少ないものだったよ」


「脳は効率重視みたい。脳もコスパを気にしてるっぽい」


「でも、シンプル過ぎる画像は退屈だからダメみたい。適度に刺激を与えないと美しいと感じないんだって。脳は我がままだね」


「今回の研究、非常にユニークで面白いですが、因果関係を証明するものではありません。それに、理論の一部しか検証されていないなど、限界があります」


「あくまで参考程度の考えましょう」


「それに、非常に複雑な作品でも見続けていると味がします。パッと見の印象では脳はコスパを重視するかもしれませんが、長時間見続けるような作品だと、複雑なほうがより美しいと感じることもあるでしょう」


「脳がコスパ厨なのは間違いないですが、それだけでもないってことを忘れずに」


「今回は『脳における「美」の基準とは』でした。たくさんの知識を知りたいんだゾ」


「ありがとうございました。次は『【ニャー vs ニャーニャー】猫は女性よりも男性に2倍以上鳴く』です! バイバイ」

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