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代わり
「お前の代わりはいくらでもいる」
そんな心ない言葉を言われたことはないだろうか。
私は、少なからず一回は言われたことはある。
そして、言われるたびにこう思う。
お前は私ではないじゃないか と。
私の代わりをやるということは、私のような人間になることのため、少なからずそんなこと言う輩に私の代わりが務まるわけがない。
その発言が私の代わりをする宣言ではなく、無能であると揶揄したいのは重々承知ではあるが、あなたの気持ちなど私は知らない。
というか、至極どうでもいい。
私は私しかいないし、あなたもあなたしかいないのだ。
「誰か」などという不特定の人物をさすような記号に対して、
心を痛める必要などどこにもない。
だから、私は声を大にして言いたい。
「あなたの代わりは存在しない」




