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男女比? ちやほや??

(あれ? あんまりちやほやされてなくない?)


彼の目的は知識チートを使って、たくさんの人から褒められる事だった


(ついでにモテモテにもなりたかったけど・・・・・・家族、こと先生、クソジジイ以外と話すことないからチャンスすらないんだけど!?)


けやき、こと、かくらによって外堀が埋められていることに今更気づいた


(僕を守るためなのだろうから強く拒否できないのがなあ。皆心配しすぎだよ、最近はジジイとの修行で周りの気配を感じられるようになったし・・・・・・でも母は反対するだろうな、『気配が分かるようになりました! だから大丈夫です』って言われても困惑するだけだろう。それに最近はかくらも外に出るのを反対してくる。Oh妹よ、そんなに兄は頼りないかい?)


一蘭は母と妹の好意に気がついているが、あくまでLIKEの延長線上という認識である・・・・・・実際はLOVEなのだが、前世の常識がバイアスとなっている。この世界であっても、家族との結婚はグレーゾーンである。しかし、交際自体は問題ない。そもそも、一緒に出掛ける、食べ物を分け合う、抱き合うなど一蘭が普段家族としている事の大抵が、この世界の女性にとって一度は男性にやって見たいと夢見ることである。つまり、世間的に見れば彼は母と妹と付き合っているといえる。外出先で他の女性から話しかけられないのは、けやきとかくらがスキンシップを見せつけて周りに牽制を行っているからである


(まあ、師匠が言ってたパーティーで他の女の子に会うだろうし、そこで婚約者や許嫁が決められるかもしれないしな。積極的にハーレムを築こうとも思ってないから、かわいい婚約者1人に毎日褒められるだけで十分幸せ・・・・・・えへへ)


まだ決まってすらいない婚約者とイチャイチャしている生活を思い浮かべて彼の顔は緩み切っていた


(高校は共学に通わざるを得ないしそこで青春できるでしょ。それまで塾と道場で研鑽を積んで他の男とは違う、強くて優しい男になるぞ! そしてモテモテに・・・・・・えへへ)


こうしてのんびり構えている間にも外堀がどんどん埋められていることに気付けていない


(他の男といえば、塾のクソガキ共はなんなん? 全員あの道場にぶち込んでやろうかな)


彼らは自分をいかに厚遇するかで女を決める。上流階級には”格”があり、数多の家がその”格”を守るために努力をしている。夫がいるかどうかも基準となるため、家に歴史を持たない富裕層はお金を出して男を釣ろうとする。1:10という比較的落ち着いた男女比であるのに男性が傲慢な態度を取れるのはこれが理由である。上の競争が激化すれば当然庶民の競争率も上がる。社会全体が男の地位を底上げしている状況である


(塾の下にあるレストランで一緒に食事をとった時は、あまりの内容の酷さに味も分からなくなるくらい胸糞悪かったわ・・・・・・これなら普段通りにしておけば自然と好印象を持たれること間違いなし! お前らはワイがモテるためのいい養分になるんやで。げへへへへ)


承認欲求や打算がやや強い彼であるが、この世界では紳士に相当する・・・・・・問題はそれを発揮する場を、けやき、こと、かくらが許すかである。現状身内が最大の障壁となっているが、彼は分かっておらず、的はずれの策を出し続けている


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