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不良の兄と、可愛い妹!  作者: 愛依
笑いあり!涙あり? 夏合宿!
33/37

先輩のウザ絡みがウザイ。

「お兄ちゃん、二人とも着いたって!!」

「あぁ。」


あっとゆうまに時は過ぎて、ついに合宿当日だ。

朝の6時半。

部活より早めに、姉妹を家に迎え入れる。


「花夜姉、椋兄!おはよー!」

「おはよう。」


相変わらず顔のそっくりな二人だ。

性格は真逆だけど。


「アクア、弓と矢、預かるよ」

「花夜姉ありがとう!」


礼儀正しい姉のアクアと、


「マリンも。」

「……ん。」


少し不良に近づいてきた妹のマリン。

進学校に通ってるから、成績はいいが、将来が心配だ。

…お兄ちゃんみたいにならないといいけど。


「二人とも、あと30分間くらいで学校行くから、準備しといてね!」

「はーい!」

「……」


…ほんとに性格似てないなぁ。





「あ、皐月先輩おはようございます」

「はよー。お、その二人が例の姉妹か。」

「おはようございます!よろしくお願いします!」

「……」


マリン、挨拶しようよ…

皐月先輩をチラっと見てすぐに視線を地面に向ける。

さすがマリンだ。

皐月先輩で良かった。面倒な先輩だったら大変。


「じゃあ自己紹介しよう。ちょうど全員揃ったし。」

「そうですね。じゃあ、アクア」

「はい!」


中学で生徒会事務局に入っているアクアの声は、良く通る。


漣学園(サザナミガクエン)中等部2年の、渚沙(ナギサ) 空愛(アクア)です!1週間、よろしくお願いします!」


パチパチパチと、拍手が鳴り響く。

私が初めてここで自己紹介をした時を思い出した。

私はこんなハキハキ喋ってなかったけど。



「アクアって可愛い名前だね〜!漢字あるの?」


途端に響いた声。

曜先輩の声だ。絶対絡むと思ってた。


「漢字は…(ソラ)(アイ)で、アクアって読みます!」

「綺麗な名前だね」

「ありがとうございます!」


さすがアクア。

ウザプレイボーイに完璧な対応だ。


「次はマリン。ほら、前向いて?」

「…漣学園(サザナミガクエン)中等部1年。渚沙(ナギサ) 愛鈴(マリン)。」


アクアの時と同じく、拍手が鳴り響く。


「マリンちゃんの漢字はー?」


でた、曜先輩。

ほんとに可愛い女子好きだよな。

マリンは多分突き放す系だけど。


「…自分で考えろ。もしくはアクアに聞け。」


やっぱり。

高校生にあの口調。超カッコイイ。


「ははっ!面白いね、妹ちゃん!アクアちゃん、妹ちゃんの名前はなんていうの?」

「マリンです。(アイ)(スズ)でマリン。失礼なこと言って、ごめんなさい。」

「全然大丈夫だよ!マリンちゃん、合宿でよろしくね〜」


あんなに突き放されてもヘラヘラしてる曜先輩を1ミリくらい見習いたい。

マリンは心底めんどくさそうな顔をして舌打ちをした。


それからの練習は大変だった。

主にマリンと曜先輩が。いや、全部曜先輩が原因か。

やたらと曜先輩がマリンに絡んでて、そのたびにマリンが突き放して、アクアが凄い謝ってて、なんかゴチャゴチャだった。

けどまぁ、たまにはこんなのもいいかもしれない。

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