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不良の兄と、可愛い妹!  作者: 愛依
始まり!
23/37

傾けて。

「ねぇー、扇原ー。死にたい。」

「死ぬな彩樹。諦めろ」

「可愛いわよ、花夜ちゃん。」

「死ぬよ、ねぇ、死ぬからね」

彩樹花夜。ただ今公開処刑中。

「これ絶対巫女装束じゃないよね。スカートだし、短いし!!!」

「いいじゃん。どうせ制服のスカートミニなんだから。」

「あれは!朱神がっ!!!!」

学級活動はこれから、私にとっての地獄だと認識した。

“体育祭種目準備”

再来週に迫った体育祭の、衣装などの準備だ。

「ほら、花夜ちゃん。早くお着替えなさったら?」

「やだ。麗羅が着ればいいじゃん。」

「私は体育祭見学するから大丈夫よ。」

「ずるい…………」

麗羅に衣装を押し付けられ、仕方なく空き教室に入るの。

「…どうしても着なきゃダメかぁ……」

1人で呟き、私は衣装に袖を通した。


──数分後


「ねぇ、麗羅。めっちゃ恥ずい…」

「なんか、すごく、可愛いわ…早く教室入りましょ…」

「……わかった」

ガラガラ、っと、教室の扉を開ける。

思ったより、みんなの視線が集まった。

「うっ……」

思わず、うめき声が零れる。

「堂々として。前をみて?」

麗羅が、耳元で囁いた。

社交界などによく行っているであろう麗羅は、慣れているのかもしれない。

「わかった……」

思い切って、前を向く。

声に、耳を傾けてみた。


「可愛い…」

「こっち来てー」

「写真撮ろうよ!」


「え?」

「可愛いわよ。花夜ちゃん。」



その時の麗羅の表情は、とても優しげだった。

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