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不良の兄と、可愛い妹!  作者: 愛依
始まり!
18/37

マネジメント

「台地将眞ー…先輩ー」

「おー、彩樹ちゃん。しゃあなしつけた感じの先輩でも嬉しいぞ~」

「ありがとうございますー」

イライラしながらサッカー部部室の扉前に立つ私。

とうとう来てしまった。

あーああ。めんどくさいー。


「お、彩樹じゃん。どうしたの?」

「台地将眞ー……先輩に脅されたの」

部室にいた1年の1人に、声をかけられる。


確かあれだ。

中学の時、同じクラスで1回だけ、一言だけ言葉をまじわしたことのあるアイツ。


空生ソライ 崇哉シュウヤだっけ?」

「当たり。1-E の秀才な」

「1-E しかあってないと思うよ」

「なんだ知り合いか?彩樹ちゃんは今日からマネージャーだからよろしくなー。」

「先輩黙ってくださいウザイです。」

台地将眞に暴言を吐きつつ、空生と会話する。

意外とはなせるものだ。



「で?彩樹マネージャーなの?助かるぜー」

「いや、ちげぇし。」

「じゃあとりあえず部室の掃除頼むわ」

「いやです、あぁー、お兄ちゃんぁぁぁぁあ」

思わずお兄ちゃんと叫んだ。

「なんだ花夜」

すると、お兄ちゃんが現れた。

「なんでいるの…」

お前は呼ばれて出てくる仮面ライダーか。

思わぬ登場に驚く。

「ちょっとそこ通ったから。何やってんだ?お前。」

不機嫌そうに首を傾げる。

「サッカー部のマネージャー頼まれたの。でもやりたくないの」

「へぇ。」

……反応薄いっっ!

仮面ライダーと偽った悪だったか……

なんて、馬鹿なことを考えてると、お兄ちゃんが私の頭に手を置いた。

「頑張れよ。なんかあったら助けるから」

そのまま、くしゃくしゃと、頭を撫で回す。


だから私は、頷くしかできなかった。



今日からサッカー部のマネジメントが始まる。

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