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不良の兄と、可愛い妹!  作者: 愛依
始まり!
16/37

なんでだよ。

すっかり話し込んで帰ろうとした時。

「お、いたいた。花夜ちゃーん!」

「あ?なんであんたがいんだよ。」

私のテンションは一気に下がった。

「だぁれ?この人格好いい人だね~彼氏?」

「違う。お兄ちゃんの下僕」

すぐに殴られた。

「痛ったい!なにすんの!てか帰ってよ!」

「残念ながら無理だな。涼夜の命令だから。」

「はぁ?お兄ちゃん?なんで。」

「えぇー?涼夜くん?久しぶりに会いたいんだけどー!」

「お、じゃあその美人ちゃんも花夜ちゃんの家行こうよ」

「行くぅー!」

え、何この人たち勝手に話進めてんの?

「ちょっと待ってぇー!」

「なによ。花夜。うるさいわね」

「え、だってさ?もうそろそろ奈寧華帰らないとでしょ?」

「あー、そうかも。じゃあ、今度かなぁー?」

「うん。今度今度。じゃあね、奈寧華!」

「ばいばぁーい!」

なんとか奈寧華を説得して、家に返す。


「ねぇねぇ、あの子可愛いね。ギャル?ギャルにしては化粧薄くて好きだわー」

「帰ってください。あと奈寧華には彼氏がいますよ。」

「あー、残念!じゃあ花夜ちゃんが俺と付き合ってよ」

「嫌です」


あー、誰か助けて。

朱神がウザイ。うるさい。マジで困る。

「ねぇ、どうしてそんな冷たいの?」

「朱神さんが嫌いだからです。」

「ひっどいなぁ~」

うわ、なんかニヤニヤしてる。キモ。

「てか触らないでください。何手を繋いでるんですか。気味悪いです」

手をブンブン降ってみるが、全然離れない。

「花夜ちゃんが逃げるからだよ~。」

「逃げません。離してください」

「やだ。」

せめての抵抗で爪をたてながら家に帰った。

お兄ちゃんが命令したって言うのは本当だったみたいだけど、私が手を繋がれたのをチクったら睨まれてた。

それでもニヤニヤしててキモかった。


「じゃあね、花夜ちゃん。」

「さよなら、もう来ないでください。」


真顔で別れを告げ、私は部屋に入った。

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