中学時代。
「ねぇ花夜ちゃん。放課後デートしない?」
「は?何言ってんですか。朱神さん。残念ながら私はこれから女子とデートなんですよ。」
「え、友達いたんだ。」
何失礼なこと言ってんだ。
「いますよ。さよなら」
部活動停止処分を下された日の放課後。
私は中学時代唯一の友達と遊ぶ約束をしていた。
「えー。じゃあ明日は?明日っ!」
「暇でも嫌です。じゃあ遅れるのでさようなら。」
後ろからゴチャゴチャ言ってる朱神を無視して、集合場所へ向かった。
「奈寧華!ごめんね。またせて!」
「花夜~っ!大丈夫だよ~……ん?」
笑顔で首を傾げる私の友達、七瀬 奈寧華。
派手派手な見た目の彼女は、凄く目立つし、人目をひく。
金髪のロングヘアを綺麗に巻いていて、サイドを編み込みにしている。
耳に沢山空いたピアスはとてもオシャレ。
制服は、大分改造されてるけど、可愛い。
まぁ、いわゆるギャルなんだけどね。
かなりの美少女ギャルだ。
「どうしたの?奈寧華。」
「いや、髪の毛、片方だけ短いから、何かなって。」
「あぁ、これ?ちょっと、ね。」
「あぁー。はいはい。そうゆうことね。」
それだけで、奈寧華は分かってしまう。
中学生の頃から、よくお兄ちゃんの事で恨まれて、色々やられてたから。
そして、そんな時に決まって助けてくれるのはお兄ちゃんか、奈寧華だった。
「ウチらが仲良くなった時も、花夜が絡まれてた時だもんね」
「あぁー、懐かしい!そうだね。」
「そうそう!花夜が涼夜君のファンの女子に、絡まれてて!」
「奈寧華が偶然通って先輩の女子をボコボコにしてくれたの!」
「ヤバー懐かしいぃー!」
2人で思い出話をしながらカフェでお茶をした。
久しぶりで、楽しくって時間を忘れて楽しんだ。




