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第3話 覚醒

「りゅ、龍!?」

冷花は状況が呑み込めず呆然とする。父である昌弘も同様だ。

しかし彼も大人である。すぐに我に返り娘の手を引く。

「冷花、おい冷花!!逃げるぞ!!」

「っ!!うん!!」

そうして二人は走り出す。

しかし影は逃げることは許さないとでも言うかのように回り込む。

そして尾と思われる部分を一振りする。

「ぐぁ!?」

「きゃっ!?お父さん!!」

昌弘は動かない。

実は気絶しているだけなのだが、気が動転している冷花は気が付かない。

影がゆっくりと近寄って来る。

冷花の瞳が絶望に染まる。

影が大きく口を開ける。

「い、いや……誰か、助けて……」

助けを求めるが、答える者はいない。

「い、や……」

そこで、冷花は気絶してしまう。

影が遂に彼らの場所に辿り着く。

大きく口を開け、顔を近づける。


そして、先程倒れていた少年が立ち上がっていた。

「レイカに何してんだよ、お前」

龍の力とかかっこいいですよね。

読んでくれてありがとうございました。

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