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プリンとキス  作者: 雲母あお


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16/19

16.後日談

かのこさんが『バーベキューやったことありますか?』って絵画教室のみんなに聞いたのがきっかけで、塾のみんなで校舎の中庭でバーベキューをすることになった。


以前はよく中庭でバーベキューとか弁当食べて写生とかしていたらしい。

バーベキューと聞いて、1番乗り気だったのが奈良先生だったのが意外だった。


「みんな楽しそうですね。かのこさんも楽しいですか?」

「はい。楽しいです。」

というかのこさんの返事に被って男の人の声。

「バーベキューなんて久しぶりでとっても楽しいですよ。戸ノ岡くん準備手伝ってくれてありがとう。とても助かりました。戸ノ岡くんこそ楽しんでいますか?」

左隣のかのこさんに話してたら、右隣に奈良先生がいたようだ。俺が奈良先生に話しかけたと思い、返事をしてくれたよう。相変わらず優しい人だな。ちょっとビールで頬がほんのり赤い。奈良先生酔ってるのかも。

「お手伝いできてよかったです。おかげさまで楽しんでいます。奈良先生、ありがとうございます。」

絵画教室の生徒さんはみんな大喜びだった。


そう!そうなのだ!

あの時本を買って勉強したことが、ここで大いに役に立ったのだ。

よかった。よかった。


満足していると、何か忘れていたことに、端と気がつく。


「かのこさん。」


奈良先生が別の生徒さんのところへ話に向かう。その背中をみながら、俺はかのこさんに耳打ちをした。


「次は2人でしましょうね。バーベキュー。約束しましたから。」

「……。」

返事は聞こえなかった。

周りが賑やかで、返事をしてくれたかどうかもわからない。

暗かったから、どんな顔したかもわからない。



ただ、思ったことを何も考えず素直に言葉にしていた。心が軽い。

いつもと違う行動をしていて、なんだかとっても前向きな自分がいた。


そんな言葉がするっと出てくるくらいだからな。

今日は本当に楽しいなぁ。

バーベキュー頑張ってよかったな。

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