没案:捕虜と裏切者
話の初めの方のあらすじ:アリスチアとセレスティアは、大戦前は一つの大国だった。しかし、大戦後両国は南北に分裂。そして、二度の戦いの後、終戦。冷戦関係になっていた。しかし、北の国アリスチアは南の国、セレスティアに開戦計画を立てていた。そこで、アリスチアはセレスティアに向けて、開戦計画の情報収集と国民への発信のため、情報収集の人員を一人を派遣。しかし、奴はセレスティアの治安警備隊に捕まり、非人道的な拷問の末に殺された。そこでアリスチアは再び、セレスティアの情報収集のために別のジャーナリスト兼スパイの「ニア・シモノフ」を派遣した。しかし、ニアもまた、セレスティアの治安警備隊に捕まり、捕虜となった末、非人道的でかつ残酷な拷問をされてしまう。苦しみ、あがき、もう獄中で自ら命を絶とうと思った矢先、治安警備隊に属していたが、他の隊員に苛められ、苦しんでいて、治安警備隊からの脱出を試みる「シャーロット・ケイン」と出会う。彼女は、ニアが拷問されているのをみて、自身の苛めによる精神的苦痛と重ね、可哀想に感じた。そして、シャーロットはニアと共にアリスチアとセレスティアからの国外逃亡を始める。
話の中盤のあらすじ:ニアとシャーロットは、逃亡中、様々な国を訪れたりする。ホテルは同じ部屋に泊まり、ホテルが無いときは共に徹夜をしたり。その間に二人は友情を深め、やがて親友以上で恋人以上な関係に。そして、いつかは海の向こう側にある大国に二人で移住し、住むことを夢見る。しかし、そのためにはアリスチアとセレスティアを抜け、港へ向かわなければならなかった。
話の結末:シャーロットは、ニアと逃亡を続け、あと1日後には船に乗り込み、二人で遠くの大国に移住できそうだった。しかし、シャーロットはセレスティアに居場所がバレ、しかも逃走した捕虜のニアと行動していることもバレてしまった。こうして、シャーロットはセレスティアの軍によって、過去に類を見ないほどの、暴力的で虐待のような拷問をされ、精神的に崩壊しそうになった末に、ある二択を迫られてしまう。それは「ニアを殺して、シャーロットが起こした国外逃亡等は見逃す」か、「ニアを生かす代わりに自身は罪を償うために処刑される」ことだった。そして、シャーロットは両国の平和のためにもニアを殺して、シャーロットが起こした国外逃亡等は見逃す」ことを選択する。翌日早朝、シャーロットとニアは船着き場に行くために、始発の特急列車を待っていた。人のいないホーム。シャーロットは静かに自身のカバンから玉の入った小銃を取り出し、ニアに向かって構える。「許して・・・。許してぇっ・・・。」涙ながらにシャーロットは小銃のトリガーを震える手で引く。そして、銃弾は右胸と左方を貫通。ニアは膝から崩れ落ち、ホームに仰向けになる。シャーロットは横になったニアの側に行く。ニアも事態の全てを察し、「ごめんね・・・。私達・・・敵・・・だったもんね・・・。」とかすれる声で遺言をシャーロットに残した。シャーロットはその場で号泣してしまう。ニアは泣き崩れるシャーロットの頬をスッと撫でながら、「大丈夫・・・大丈夫・・・」と囁く。そして、ニアは息絶える。残されたシャーロットは、銃口を頭に付け、自殺を試みるが、球切れで失敗。そこへ急行列車がやって来て、停車。車掌が慌てて降りてくる。放心状態のシャーロットは、冷たくなったニアのジャケットの裏ポケットに入っていたバタフライナイフで自身の胸を刺し、倒れる。
最後、物語の場面は切り替わり、少し未来の話になる。未来では、この二人の犠牲によって、セレスティアは開戦計画を破棄。両国には再び平和が訪れ、分断していた関係も良くなったと語られている。両国の国民は毎年、この平和の日には二人の墓を訪れ、花を手向ける。二人の墓は、国境を挟んで、隣同士にある描写で物語は終わる。
主人公について。
ニア・シモノフ
・種族:狐
・性別:女性
・年齢:18歳
・毛の色:黄土色(顔の塗り分け等の一部はクリーム色)
・髪の色:濃いめの金髪
・髪型:ロングヘアー。前髪は長めの七三分けで、左目が隠れている。
・瞳の色:ターコイズブルー
・性格:敵に対し冷酷非情だったが、シャーロットと出会って、敵にも少しずつ心を開く。
・職業:アリスチアに派遣されたジャーナリスト兼スパイ
・過去:かつて対戦でセレスティアに両親を殺されて失い、深い傷を負っていた。
・味方が誰だかわからないこの世界で、シャーロットを唯一無二の味方だと思っている。シャーロットのことが大好き。シャーロットの為なら命だって差し出せる。
・超絶可愛い。
シャーロット・ケイン(第2話でニアと出会う。)
・種族:狼
・性別:女性
・年齢:17歳
・毛の色:ダークグレー(顔の塗り分け等の一部は白色)
・髪型:セミロングのウェーブヘア。前髪はセンター分け。
・髪の色:淡い金髪。
・瞳の色:淡い緑。(薄いオリーブグリーン)
・性格:いつも自分に自身がなく、オドオドとしている。でも、とても優しい心の持ち主。
・職業:セレスティアの治安警備隊の下っ端。捕虜の管理担当。
・過去:治安警備隊で苛められていた。背中が傷だらけなのは、その時の苛めでついた物。
・だれも自分を助けてくれないと考えていたが、ニアだけは自分のことを大切に思ってくれていると感じている。ニアのことが大好きで、一生側にいたいと感じている。
・ニアと同じくらいかわいい。




