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✒ 新しい生活 1

◎ 読者の皆さん、御早う御座います。

  暇潰しの為に覗きに来てくださり、有り難う御座います。

  前回から大分、日にちが空いてしまいましたが続きとなります。


──*──*──*── 翌日


──*──*──*── 平民地区


 オレはじろを連れて《 平民地区 》にている。


 1体のキノコンに《 平民地区 》の案内役を頼んで、一緒に行動してもらっている。


 《 平民地区 》は静まり返っている《 貴族院 》とは違い、かっが有り、平民達も和気あい(あい)している。


 楽しそうな子供達の笑いごえや気持ちのい挨拶が飛び交い、平民達の笑顔が溢れていて、とてもにぎやかだ。


 キノコンがるだけで、こんなにも雰囲気が変わるなんて、オレは今でも驚いてしまう。


 《 平民地区 》ではキノコンがパトロールしてるから、ポイ捨てがされる事が無く、ゴミも落ちていない。


 公共のみちはゴミ箱じゃないからな。


 ポイ捨てなんかしたら、パトラーキノコンにそく拘束されて連行されてしまうらしい。


 清掃活動が好きで、綺麗きなキノコンのなわりで治安を乱すやからなんて現れたあかつきには、間違いなくキノコンのゴハン逝きだろう。


 そうなんだよな~~。


 の頃からか、《 平民地区 》はキノコンのなわりと化してしまっていたんだ。


 キノコンは《 平民地区 》を平民達が安心して暮らせて、元気な笑いと笑顔が溢れるいこいの場所にしたい──みたいな事を平民達に宣言して、みずからが《 平民地区 》の治安を守る事を公言し、有言実行ににちはげんでいるらしい。


 平民達に困りごとが有れば、率先して相談に乗ったり、悩みが有れば、率先して寄り添い、はなしを聞いてあげたりとなにかと信頼を得る為にフレンドリー工作をしていた──。


 「 なにか困った事が起きたときにはキノコンを頼ればい 」という考えを平民達に植え付け、洗脳を続けているそうだ。


 オツムの弱い人間は単純でチョロいから信頼を勝ち取るなんて簡単らしい。


 そんな訳で、今やパトラーキノコンは《 平民地区 》になくてはならない大事な存在らしい。


 ゴロツキとかもキノコンには逆らわず、姿勢を正して挨拶をするぐらいだ。


 キノコンは《 平民地区 》をぎゅうっているドンみたいな立場なんだろうな。


 じろも人生初めての《 平民地区 》を楽しんでいるみたいだ。


 念の為にオレと御揃いの退魔師の格好をさせているから、厄介ごとに巻き込まれる事は無いだろう。


 《 屋台 》で売られているかんスイーツを堪能したり、《 飲食店 》で和食を食べたり、キノコンが子供達の為にわざ(わざ)作った《 芝生広場 》で平民の子供達と走り回って遊んだり、子供達が使っている玩具おもちゃの工作見学したりと満喫してくれてるみたいだ。


 に関しては、折り紙や綾取り以外にも、ミニマムキーノから室内で出来る遊びをいろ(いろ)と教えてもらっていたらしく、裁縫も出来るようになったらしいど──、じろに関してはまり,囲碁,剣術くらいしか知らないから、知らない遊びが新鮮だったらしい。


 厳密に言えば、まり,囲碁,剣術って遊びですらないしな~~。


 平民の子供達が夢中になってる遊びはれもキノコンから教えてもらった遊びばかりだ。


 だから、キノコンに対する子供達のリスペクトは崇拝のいきに達しそうなレベルだったりする。


 “ キノコン教 ” なんて言う “ とんでも宗教 ” がひそかに誕生していそうで、一寸ちょっとだけ不安になる。


 普通にキノコン信者ファンとかそうだから笑えない。


厳蒔孳

まお、あの建物はなんだ? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 ん?

  あれは《 寺子屋 》だな。

  子供達が読み書き,算術,囲碁を学ぶ為の場所だよ 」


厳蒔孳

「 平民の子供も読み書き,算術を習うのか?! 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そうだよ。

  読み書き,算術が出来れば、成人に働くときの助けになるからな。

  午前に読み書き,算術を学んだら、午後から囲碁を学ぶんだ。

  囲碁きの大人がかよう場所は《 碁会所 》って言うんだ 」


厳蒔孳

「 見学は出来るのか? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 出来るけど、読み書き,算術を学べるのはへいじつの月曜日 ~ 金曜日だけだぞ。

  土曜日,日曜日,祝日は子供向けの《 囲碁教室 》になってるんだ。

  子供プロをしてる子供達が、せったくしてるよ 」


厳蒔孳

「 子供プロってなんだ? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 子供のプロ棋士だよ。

  囲碁大会を勝ち進んで、優勝するとプロ棋士になれるんだ。

  《 囲碁業界 》で子供プロとして活躍も出来るんだ。

  囲碁きには憧れの職業だよ 」


厳蒔孳

「 その囲碁大会に参加するには、どうしたらいんだ? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 《 寺子屋 》に入学して、毎日きちんと出席して、真面目に授業を受ける事かな。

  授業を受けるとスタンプ帳にキノコンがしょうスタンプを押してくれるんだ。

  しょうテストで100点を取るとだいスタンプを押してくれる。

  だいスタンプはしょうスタンプ10個ぶんあるんだ。

  しょうスタンプを100個かだいスタンプを10個、集めると囲碁大会にれるんだ。

  囲碁は頭を使うから、読み書き,算術を学びながら記憶りょくを伸ばしてやしなうんだよ 」


厳蒔孳

「 僕はれないんだな…… 」


マオ:厳蒔磨絽

じろは子供プロに興味が有るのか? 」


厳蒔孳

「 別に……。

  僕は囲碁って好きじゃないし… 」


マオ:厳蒔磨絽

じろは大人相手に打ってるからな~~。

  としの近い子供と打てば、囲碁への見方も変わるかもな 」


厳蒔菜鶴崋

まお、わらも子供プロになれるかの? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 なれるよ。

  未成年は “ 子供プロ ” で統一されるけど、成人すると “ 女流棋士 ” と “ 男流棋士 ” に区別されるんだ。

  “ プロ棋士 ” は性別に関係無く成人した棋士に使われるかな。

  子供プロ,プロ棋士をして本格的に囲碁を学ぶには、“ 院生 ” になる必要があるんだ。

  《 囲碁教室 》にかよう子供は、申し込めば “ 院生 ” になれるし、レベルの高い《 院生教室 》にかよえる事になるんだ 」


厳蒔菜鶴崋

「 院生??

  院生にならないと子供プロにはなれぬのか? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 なれるよ。

  スタンプを集めて囲碁大会にると、素人アマチュア部門と院生部門に分かれてるんだ。

  院生は院生部門で優勝を狙うし、素人アマチュア素人アマチュア部門で優勝を狙う事になるよ。

  素人アマチュア子供プロと院生子供プロが1人ずつ誕生する事になるかな 」


厳蒔菜鶴崋

「 ほぅ……《 囲碁教室 》で囲碁を打ってるのは、素人アマチュアばかりなのか? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 そうだよ。

  院生になると《 院生教室 》で高見をす院生同士で打つ事になるからな。

  《 院生教室 》では、プロ棋士から指導も受けれるんだ 」


厳蒔孳

「 院生は子供プロとは打たないのか? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 子供プロはけんさんを積む為、プロ棋士としか対局しないんだ。

  院生とも打たないし、素人アマチュアとも打たないよ 」


厳蒔菜鶴崋

「 囲碁ならミニマムキーノと打てるし、わらは囲碁にのみ時間をついやすのはいやじゃな 」


厳蒔孳

「 僕だって囲碁ざんまいの人生なんて御免だ!

  まぁ…でも…《 囲碁教室 》を覗いてみるのはいかな? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 ははは。

  じゃあ、少し覗いてみようか 」


 まんざらでもなさそうなじろを連れて視界の先に見える《 囲碁教室 》へ向かった。


──*──*──*── 囲碁教室


 《 囲碁教室 》では囲碁が好きな子供達が集まって楽しそうに囲碁を打っている。


 真剣に対局がしたい子供達は[ 対局室 ]にはいって対局をする事になっている。


 3室の[ 対局室 ]が在って[ 対局室 ]でおこなわれる対局は、壁に設置されている画面モニターうつされるようになっている。


 子供達が真剣勝負の対局を画面モニターしに見る事が出来るのは、キノコンのはからいだ。


 丁度、壁に設置されている画面モニターに対局ちゅうの碁盤がうつっている。


マオ:厳蒔磨絽

「 おっ、丁度、対局ちゅうみたいだぞ。

  かったな 」


厳蒔菜鶴崋

「 白と黒……これはが勝っとるのだ? 」


厳蒔孳

「 …………分かんないよ。

  まお、どっちなんだ? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 う~~ん…………今は黒かな。

  でも白も負けてないよ。

  粘ってるし、諦めてない。

  黒が打ち損じなければ、逃げ切れるかも知れないけど──、白はがす気はなさそうかな。

  おもしろい対局だと思うよ。

  囲碁が “ 大好き ” って気持ちが盤上に現れてるしな 」


厳蒔孳

「 そんなの分かんないぞ…… 」


マオ:厳蒔磨絽

「 オレも多少は成長してるのかもな~~ 」


厳蒔菜鶴崋

「 あっちで打ってる子供がるの。

  対局を見ない者もるんじゃな 」


マオ:厳蒔磨絽

「 折角だし2人で打ってみるか? 」


厳蒔孳

「 え?

  あねさまと打つのか? 」


厳蒔菜鶴崋

「 わらはまおと打ちたいの。

  じろまおと打っとるのだろ?

  わらはミニマムキーノとしか打っとらんのだ 」


マオ:厳蒔磨絽

いよ。

  じゃあ、多面打ちしようか 」


厳蒔孳

まお、多面打ちってなんだ? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 1人が複数人を相手にして打つ事を “ 多面打ち ” って言うんだ。

  オレが1人でじろを相手にして打つんだよ 」


厳蒔孳

「 僕とあねさまが協力してまおかす──って事だな! 」


マオ:厳蒔磨絽

「 ははは… 」


厳蒔菜鶴崋

まおは強いのか? 」


マオ:厳蒔磨絽

「 キノコンに勝てた事は無いかな。

  も指導碁を打たれてるしな 」


厳蒔菜鶴崋

「 指導碁なら、わらもミニマムキーノに打たれておるのじゃ。

  まおと一緒じゃな♪ 」


厳蒔孳

「 僕だってまおに指導碁を打たれてたぞ! 」


マオ:厳蒔磨絽

なんで嬉しそうなんだよ(////)」


 そんな訳で、オレはじろを相手にし多面打ちをする事になった。

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