✒ 恋文に呪いを込めて♥ 4
◎ 読者の皆さん、御早う御座います。
暇潰しの為に覗きに来てくださり、有り難う御座います。
退屈な内容が続きますが、暇潰しになれば幸いです。
◎ 熊本県に地震が起きた日、此方では大雨が降っていました。
久し振りの大雨でしたが、翌日には炎天下でした。
暑い日々が続いていますね。
熱中症に気を付けて過ごしてください。
──*──*──*── 3ヵ月後
──*──*──*── 第1皇女の自室
オレは第2皇子に護身術,剣術,囲碁を教える指南役として顔を知られる様になっていた。
推薦人が《 獅聖邸 》の主人・獅聖幻夢と《 厳蒔屋敷 》の主人・厳蒔憙彩だからなのか、すっかり有名人だ。
幻夢さんには帝から絶対的な信頼感を得ているみたいだ。
セロの古代魔法の力だけでは無さそうかな。
オレのバックに付いてる推薦人の存在が凄いもんだから、顔パスで出入りも許されている。
オレの強さも幻夢さんと厳蒔憙彩から御墨付きを貰っているから、堂々と大手を振って孳に護身術,剣術を教える事が出来ている。
最初の1ヵ月は基礎体力を付ける為に、身体能力の底上げを重点的に行った。
体力が向上して肉体作りも出来て、筋肉が付いたら素手でも戦える護身術を教えた。
護身術と合わせて使える殺人剣術も平行して教えている。
姫様も健康の為にミニマムキーノと一緒に適度な運動をする様になった。
ミニマムキーノから何を教わっているかは知らないけど、簡単に殺されやしない程度の護身術は教わってると思う。
孳は囲碁の腕前も確りと上がっていて、帝にも褒められる事が増えたらしい。
因みに姫様宛に届いていた恋文は、パッタリと来なくなったらしい。
姫様が呪詛の被害を受ける事も無くなって、オレもスッカリ安心しきっていた。
シュンシュンが真犯人と共犯者を突き止めて、懲らしめてくれたのかも知れない──と勝手に思っていたんだ。
──*──*──*── 獅聖邸
──*──*──*── 幻夢の寝殿
後、数日で4ヵ月目に入る頃だった。
暫く雨が降り続いていて、オレは外出を控えていた。
キノコン達は雨が大好きだから[ 中庭 ]で雨に打たれながらキャッキャッウフフと喜んで楽しんでいる。
嬉しそうにはしゃぐキノコン達って、ずっと見てても飽きないんだよな~~♥️
因みにオレは、幻夢さんと囲碁を打って過ごしていた。
オレは[ 西対 ]には戻らないで、ずっと幻夢さんの[ 寝殿 ]に寝泊まりさせられて、起きている間はずっと幻夢さんと対局三昧だった。
棋譜の記録をするキノコンも大変だよな。
キノコン:A
「 マオ様ぁ!
ミニマムキーノから伝言ですエリぃ!! 」
マオ:厳蒔磨絽
「 キノコン?!
どうしたんだよ? 」
獅聖幻夢
「 一大事の様ですね 」
キノコン:A
「 今直ぐミニマムキーノの所へ行ってくださいエリぃ!! 」
マオ:厳蒔磨絽
「 分かったよ 」
獅聖幻夢
「 私も行きましょう 」
キノコン:A
「 何者かの襲撃を受けているそうですエリぃ! 」
キノコン:B
「 キノコンを10体、向かわせましたエリ。
マオ様も急いでくださいませエリ 」
そう言うとキノコン(A)は笠を開ける。
オレと幻夢さんは、キノコン(A)の笠の中に入った。
──*──*──*── 第1皇女の自室
キノコン(A)の笠から出ると近くにミニマムキーノが居た。
姫様の部屋にはシュンシュンが張ってくれた結界で護られている。
仕組みは分からないけど、ちゃんと “ 安全地帯 ” として機能している様だ。
第1皇女:姫様
「 磨絽!!
来てくれたのか! 」
マオ:厳蒔磨絽
「 姫様は大丈夫そうだね 」
第1皇女:姫様
「 うむ。
霄囹殿の結界のお蔭でな。
獅聖幻夢殿も来てくださったのか! 」
獅聖幻夢
「 ご無沙汰していました、第1皇女様。
マオ殿、私は帝と第1皇子の元へ行きます 」
マオ:厳蒔磨絽
「 うん、分かったよ。
気を付けてね 」
獅聖幻夢
「 マオ殿も重々気を付けてください 」
幻夢さんは結界から出て行った。
マオ:厳蒔磨絽
「 ミニマムキーノ、何が起きたんだ? 」
ミニマムキーノ
「 分かりませんエリ。
急に雲行きが怪しくなったと思ったら、曇天に変わって── 」
マオ:厳蒔磨絽
「 孳が居ない! 」
第1皇女:姫様
「 孳は自室に居る筈じゃ。
3日前から体調を崩した様での……寝込んでおるそうじゃ 」
マオ:厳蒔磨絽
「 寝込んでる?
襲われたら抵抗出来ないじゃないか!
姫様、オレは孳の部屋に行くよ!
キノコン、一緒に来てくれ! 」
キノコン:B
「 お供しますエリ! 」
ミニマムキーノ
「 10体のキノコン達が侵入者達の足止めをしてますエリ 」
マオ:厳蒔磨絽
「 分かった。
キノコン、急ごう! 」
キノコン:B
「 はいエリ 」
第1皇女:姫様
「 孳を頼むぞ、磨絽 」
オレはキノコン(B)と共に結界から出て孳の自室へ向かって走る。
途中、侵入者を何体か斬り捨てる。
どうやら人間に寄生する怪異の仕業らしい。
キノコン(B)の説明では、キノコン砲を使えるのは本体のキノコンだけで、分身体にはキノコン砲は使えないんだとか。
現在、キノコン砲を使えるのは、キノコン(B)を加えて11体だ。
だけど、キノコン砲は威力と破壊力が半端なくヤバいから安易に使えないらしい。
キノコン達なら怪異に寄生された人間をワンパンで倒せるから、キノコン砲を使えなくても問題は無いと思う。
死体も喰べて片付けてくれから、転がってる死体に足を引っ掛けて転ぶ心配をしなくて良いから助かる。
マオ:厳蒔磨絽
「 それにしても何で急に[ 内裏 ]が襲われるんだよ! 」
キノコン(B)
「 マオ様!
巨大な怪異が道を塞いでますエリ! 」
マオ:厳蒔磨絽
「 早く孳の所へ行かないといけないのに! 」
巨大な怪異にはギョロギョロと大量の目が付いていて気持ちが悪い。
沢山の触覚も付いていて、ウネウネと気持ち悪く動いている。
触覚の先から謎の液体をビュッピビュッピュと抵抗している武士達へ向けて飛ばしている。
巨大な目玉怪異── 長いから “ ギョロ ” って呼ぼうと思う ──の周囲にはベビーカーくらいの大きさをしたギョロが沢山居て、武士達を苦戦させている。
ウヨウヨ居るから邪魔過ぎる。
オレは魔具,魔具刀に魔法を込めて纏わせる。
キノコン(B)も分裂して、分身体を増やしてくれる。
キノコン(B)の分身体達が手分けをして、ベビーカーサイズのギョロの相手をしてくれる。
オレはキノコン(B)と協力して巨大なギョロを倒すべく魔具,魔具刀を振るう。
こういう時にこそ、複数攻撃の出来る弓弦さんが居てくれたら──って思う。
キノコン(B)がキノコン砲を放ってくれる。
キノコン砲はギョロに効果抜群みたいだ!!
ベビーカーサイズのギョロから解放された武士達がオレとキノコン(B)に加勢してくれる。
ギョロに魔具,魔具刀を突き刺して体内で魔法を発動させる。
使える属性を使ってギョロの体内にダメージを与え、体力を削って行く。
キノコン砲で抉れた部分が再生しないのが救いだ。
抉れた部分からは白く濁った謎の液体が流れ出ている。
キノコン(B)はキノコン砲を連発して少しずつ確実にギョロの体を消し飛ばしてくれている。
時間が掛かり過ぎてる!!
早く孳の元へ行きたいのに!!
???
「 マオ殿──。
此処は私の呪靈に任せて先へ進みましょう 」
マオ:厳蒔磨絽
「 幻夢さん!
──帝と第1皇子は? 」
獅聖幻夢
「 第1皇女様と一緒です。
3人はミニマムキーノに任せて来ました。
特級呪靈も置いて来たので暫くは持つでしょう 」
マオ:厳蒔磨絽
「 2人共無事だったんだね 」
獅聖幻夢
「 怪我はしていましたよ。
護衛の武士達が自ら盾となり衛っていたので間に合いました。
霄囹の結界に武士達は入りませんから、新しく結界を張り、手当てを受けています 」
マオ:厳蒔磨絽
「 良かった…… 」
獅聖幻夢
「 コレは人間に倒せる怪異では有りません。
私の式神に任せ、貴方達も怪我人を連れて避難しなさい 」
武士
「 かたじけない…… 」
キノコン:C
「 安全地帯まで案内するエリ。
死ぬ気で着いて来るエリ! 」
幻夢さんと同行していたキノコン(C)が武士達を誘導してくれるみたいだ。
マオ:厳蒔磨絽
「 キノコン、武士さん達を頼むな 」
キノコン:C
「 お任せくださいエリ。
無事に結界まで案内しますエリ 」
ビシッと敬礼してくれたキノコン(C)は、分裂した分身体と協力して、武士達を連れて行った。
どうやら幻夢さんは、呪靈や特級呪靈を使役している “ 式神 ” と説明しているみたいだ。
まさに物は言い様だ。
「 明らかに敵だろ! 」って思う恐ろしい外見をしている呪靈,特級呪靈だから、“ 式神 ” とでも言っとかないと大混乱してしまうと思う。
何処から見ても味方だなんて思えない外見してるしぃ~~。
どうやら此処は、キノコン(B)の分身体達と、特級呪靈達に任せたら良いみたいだ。
幻夢さん,キノコン(B)と一緒に先へ進む事にした。




