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第29回

この物語は、フィクションです。登場する団体や個人は、実在しません。

   また、登場する団体や個人は、実在の物と関係ありません。

この作品の著作権は、相良 凌が保有しており、このサイトの利用者に、何らの権利も与えるものでは、ありません。(要するに、読むだけにして!ということです)


第1回から、お読みになりたい方は、後書きより下にある〔闇探偵西園寺美園 第2シリーズ第1集【小説家になろうサイト内】〕と書いてあるリンクからアクセスできます(無料(通信費等除く)で、ご覧いただけます)。


  闇探偵 西園寺 美園2(29)  相良 凌      


   3 解けゆく謎(7)


 小夜子は、応接室を出ると、

「葉山さん!」

 と、大声で言った。

 寸時の後、

「はーい!」

 と、言って、応接室の入り口に立つ小夜子の前に現れた葉山。

 彼女も富士田奈々子と同じメイド服姿である。

 小夜子が指示を出す。

「葉山さん。今から弁護士の湯月さんが来ると思いますので、応対をお願いします。あと、彼女が来たら私に教えて! 私は、大きな池のある庭の東屋に居ます」

「奥様、承知いたしました」

 と、葉山は、頭を下げて応じ、その場を去った。

 小夜子は、応接室の扉を開け、

「秋本さん! さっき行った東屋に行きます。あなたも一緒に来て頂けますか?」

「分かりました!」

 と、答えた西園寺は、小夜子の後に続いて、応接室を出る。

 それを見ていた佳代が、

「抜け駆けは、許さない!」

 と、叫んだ。

 佳代は、直ちに立ち上がり、小夜子と西園寺の後を追う。後に続く、幸太郎と富士田奈々子。それに東山。

 彼と彼女らの居た、豪華な応接室は、静寂を取り戻した。

 ☆

 西園寺は、小夜子と共に、池のほとりの東屋に居た。

「小夜子さんの言ってた通り、東屋の天井に何か書いてありますね・・・」

 西園寺が、東屋の天井を見て、言った。

 天井に〔ほくせいのはしら〕と、平仮名で書いてあった。

 西園寺が、小夜子に訊く。

「北西の方角ってどちらですか?」

「北西は、北があっちで、西がそっちだから、あっちだと思います・・・」

 と、言いながら、北西の方角を差して、西園寺に教える小夜子。

 そこに、叫び声がこだまする。


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前作の 闇探偵 西園寺美園 第1シリーズをお読みになりたい方は、下の〔闇探偵西園寺美園 第1シリーズ第1集【小説家になろうサイト内】〕と書いてあるリンクからアクセスできます(無料(通信費等除く)で、ご覧いただけます)。


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