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第三十八話:天界会議

どーもー祓戸です。土日に投稿できなかった…

課題が…課題が悪いんだ!

Sideレヴィア


「さあ、みんな会議だよ」


エメリンのとこに行って判明した勇者の存在。

これが五百年前とかだったら何も問題無いんだけど今いるのは問題だ。それも特大の。


「まず本当に勇者が生まれたのか確認しましょう」


アイアがそう発言する。もっともだね。


「カガリ」


「はっ。検索をした結果、勇者の称号を持つ人族がいることが判明しました」


「勇者の称号を持つのは一人だけか…じゃあ魔族が言ってた複数の勇者ってなんなんだ?」


そうなんだよね。勇者は世界に一人だけのルールなんだから聞いたときはびっくりしたよ。


「これは憶測になりますが…勇者並みに強い人族が複数現れたのではないかと」


まあ、そうだよね。ここまで情報が出てくるとぼんやりと見えてくるけど一応確認。


「カガリ。その勇者の名前はレイではあまり見ない名前か?」


「え?はい。藤原光史という名前です」


カガリがそう言うと管理者メンバー全員が頭を抱える。

いや、まさかとは思ったけどドンピシャとはね…


「どう言うことですの?確か異世界召喚の術は消えるように仕向けましたわよね?」


「そうだけど…まあ残ってたんだろうねぇクス」


異世界召喚の術。懐かしいな。確かこのレイで勇者を作ったけど全然強くなくて

危うく魔族がレイを完全支配しかけた時に作った術だ。

万が一にも勇者が負けないように僕たち管理者がスキルやらステータスやらを弄くり回してレイに放り込んだんだ。その時の設定ミスでスキルは最上級のもの、ステータスは平均を大きく上回るようにしちゃったんだよね。しかも何回も…

要するに何回召喚しても最上級スキルと異常なステータスを持つ人族を作れるようにしてしまったんだ。

それだとボク達の思惑から外れるから困るんだよね。

だからその術は消した…はずだったんだけどなぁ。


「ねえカガリその勇者は現魔王で勝てそうなのー?」


「そうですね…勇者と呼ばれる者たちの中で下位、中位の者でしたら問題ありません。

 ですが上位となると怪しいかと」


「へーそんなに強いの?その勇者と呼ばれる者たち…って面倒くさいな勇者軍で行こう。

 今の魔王結構強いけど」


「いえ、ステータスというよりスキルが特殊ですね。そのスキルを使われるとステータスの差は埋められます」


「特殊って?」「…例えば…どんなの?」



「そうですね…限界突破、炎花魔法、氷花魔法といったものがあります。

 さらに珍しい、というかバグでしょうか?人族でありながらブラッドシリーズを得ている者がおります」


え?あのブラッドシリーズ?あれって吸血鬼種とかの魔族の中でも特殊な種族にしか使えないはずだけど…

うーん…バグが多いな。システム上では問題ないから干渉している存在がいるのか?


「原因解明も大事ですが、今回はその勇者軍への対処を考えませんか?」


「それもそうだねクス」


……まあそういう方向になる事は分かっていた。でも良いのか?

その対処は恐らく魔族にボク達管理者が手助けすることになるはずだ。

それが適当に眷属をポンと渡してあとは経過観察。になれば良いけど十中八九そうならない。

ボク達が全てとはいかずともそれなりの数の支援をするだろう。

休暇のためにレイに降りたのになんでこうなっちゃうかな…


「まあとりあえず魔王の安全は大丈夫なんじゃねえか?

 流石にベリアルより強いってわけじゃないんだろう?」


「はい。最大ステータスの者でも天山の最下級魔物に勝てません」


「では次に優先するのはその他の魔族ですわね」


まあ最悪ボク達が無限に生み出しても良いけどそうなると報告書の枚数が億を超えるから遠慮したい。


「でも全部の魔族を守るのは無理だよ?」「過剰干渉…に当たる…」


「私達管理者は何人まででしたら歴史に記録されて良いんですの?」


「えっと…最大三人だね。けどまぁ目撃されるような事はしないよあんまり」


「あくまで“あんまり“なんだねー」


「そりゃそうでしょう。休暇をここまで見事に潰されたのは初めてだからね…

 ちょっとくらい暴れたって良いでしょ」


「いやー荒れてるねレヴィクス」


「仕方ないですわ。異世界召喚の後のレヴィの忙しさは見たでしょう?」


「あれは見ていて辛かったねー見た目は変化ないのに少しずつ少しずつ壊れたように笑い始めて…」


「やめてよ…まだ記憶に残ってるんだ。計算して空間修復してまた計算、修復…

 ハハハ。あれ?おかしいな目から水が…」


「レヴィがまた壊れかけてるよー」


「まぁとりあえず管理者メンバーの一部も勇者軍の足止めくらいはしたほうがいいんじゃありませんか?」


「お、それなら俺が行くぜ!」


はぁ…やっぱり管理者もいかないとダメだよね…

とりあえず三人だからルイはなし。


「ボクは絶対行くよ。暴れないとやってられないよ」


「でしたらルシアも行くんですわよね?」


「まーね。私とレヴィでセットみたいなとこあるし」


「そうなると」「誰が…最後の…1枠…」


「ルイさんはもうダメですよ」


「えーもう一回くらいダメ?クス」


「「「ダメ」」」


ルイはエメリンと一騎討ちしたからね。

あ、だとしたらアイアとアルド、ノアとリアも魔王城の時少しだけど暴れたよね?


「ここは私ですわ。あなた方は魔王城で暴れたでしょう?」


「あ!ズリィぞ!あんなの暴れたに含まれねぇよ!」


「ノア達は召喚しただけだよ?」「全然…戦ってない…」


「問答無用ですわ。いい加減私も暴れたいんですの」


あーやっぱりネフィもストレス溜まってたんだね。

感情をあまり表に出さないから良くわからないんだよ。


「決まりだね。確認するよ?異世界召喚者を勇者軍と呼称。

 勇者軍の出現により予定から外れることが予想されるので管理者はこれを阻止するため介入する。現魔王の警護は八枢要罪のベリアルに一任。

 管理者はボク、ルシア、ネフィをレイに派遣して勇者軍の動きを妨害する。

 天界の者はボク達の活動を支援することを最優先。まずは情報収集だ。他に意見がある者は?」


みんなを見渡すが否定する者はいない。


「よし。では全員行動開始」



こうしてレイの一切合切を管理する管理者が裏で暗躍し始める。

全ては管理者が望む休暇のために。

いかがでしたでしょうか?やっと異世界人がいることが分かった管理者たち。

のんびり魔物狩りツアーで癒されようと思っていた矢先にこれ。いやーなんて酷いことをするんでしょうねw

使った作者の顔が見たいわーw

面白いと思った方は、『ブックマーク』や下記のポイント評価を押していただけたら幸いです。面白くなかったら容赦なく星1にでもしてください( ; ; )

またアドバイスも是非。

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