第二十話:演習:勇者たちの戦い
はい、祓戸です。テスト期間中でーす!
勉強の合間にちょこちょこ書いていたのが一定数溜まったので投稿します。
朝の四時とかに書いたところもあるので文章変だなとか思ったらご指摘ください!
第二十話
Side光史
「はあああ!」
俺は最後のグリーンウルフを斬る。
「いやあ、こいつは面倒だったな」
「そうね。連携が本当に上手かったわ」
「本当ですねぇ。でも倒せてよかったですぅ」
「うーん。やっぱりもう一人メンバーが欲しいな」
「そうね、私達後衛の攻撃手がいないのがきついわね」
「あん?そんなのいるのか?」
「いると思いますよぉ。今は光史くんが火力を出していますがぁ逆を言うと光史くんを押さえられるとぉ火力が出にくいんですよぉ」
「まあ、それはまた後でいいだろう。来たよ」
俺がそう言うと木の影からトロールと呼ばれる半巨人種だ。腰布と木の棍棒がデフォルトらしいが出てきたのは剣と盾を装備している。
「みんな!トロールナイトだ!一旦距離を取るぞ!」
「「「了解!」」」
トロールの怖いところは見た目に反した速度と怪力だ。半分とは言え、巨人種の血が入っているので例に漏れず力が強い。しかし半分しか入ってないので本物の巨人種に比べると天と地ほどの差がある。
その代わり、巨人種が出せないほどの速度を出せる。早いと言っても普通の魔物より少し早いくらいなので気をつけていれば大丈夫だ。ランクはCと中くらい。初見こそ苦戦するがそれ以降は簡単に狩れる。
力が高いので遠距離から魔法で削るのが普通なのだが、うちのパーティーには攻撃の使える魔法使いがいない。
「実桜はいつでも回復が使えるように待機!」
「了解ですぅ」
「結花は実桜に結界を張って俺たちの援護を頼む!」
「わかったわ!」
「豪は俺と連携して攻撃だ!」
「おう!」
「光明!」
俺は聖魔法の簡単な魔法で目眩しをする。最初は全てこれで始めていたのでみんなは目を瞑って回避する。
しかしトロールナイトはそういかず目を押さえて叫んでいる。
「グギャアアアアアア!」
「‘阿修羅の腕‘!」
豪がスキルを発動させ突撃していった。
「おお!正拳突き!」
スキルで増えた腕を合わせて五回の正拳突きがトロールに襲い掛かる。
トロールは目が見えていなかったが、豪が声を出したため振り向き、盾で防御した。そして剣を振りかぶる。
「やっべえ!やっちまったー!」
「何やってるのよ!‘物理結界‘!」
剣が豪に触れる直前。剣は淡い光を発する結界に阻まれる。
「助かったぜ!」
「あんた突貫しすぎよ!フォローするの大変なんだからちょっと押さえなさい!」
「悪かったって…おい!光史まだか!」
「後もうちょっとだ!少し耐えてくれ!」
俺は豪が正拳突きを防がれたところを見て一気に決めようと思い、大技を溜めていた。
タメ時間が長いのがネックだがその分威力はとても大きい。
お城の練習場で軽く試し打ちをしたら壁を切り裂いたのだ。訓練場の壁はもちろん中々壊れない。
あの時は俺もびっくりした。
「よしいける!豪退けっ!」
俺がそういうと豪は後ろにとぶ。完全に間合いの外に行ったのを確認して発動する。
「ーー神閃」
ポトリ
トロールナイトの首が落ちた。
聖魔法聖剣技複合技 神閃
剣に聖魔法を纏わせ刀身を伸ばし切断する。
魔物、魔族に特効効果があり、なんとダメージが三倍になる。
「やったな光史」
「さすがね」
「光史くんすごいですぅ」
「みんなのおかげだ。でも豪、敵に突撃する癖どうにかした方がいいぞ」
「わ、悪かった…」
「本当よ…ほどほどにしてほしいわ」
「回復も豪くんが一番多いですもんねぇ」
「悪かったから!もうやめてくれ!」
いや豪だからこれだけ言っても直らない気がする…
「豪のことだからどうせまた突撃するんでしょうね…」
「は、腹減ったなあ!飯食おうぜ!」
「……そうだな、ちょうどいいし食べるか」
俺たちは適当な場所を見つけて支給されたご飯を取り出す。
ちなみにメニューは干し肉と乾パンだ。
「「「「……」」」」
無言の間が訪れる。
「やっぱりぃ美味しくないですねぇ」
「しょうがないわ。ひどい時は何日も無しよ」
「……魔物とかうまいんじゃないか?」
「ちょっと豪やめてよ」
「そうですよぉ流石にあれはダメですよぉ」
「腹を壊しても知らないぞ」
「言ってみただけだ。流石に冗談だぜ」
「ですよねぇ」
「そういやなんの魔物倒したんだっけ?」
「えーと、グリーンウルフとトロールナイトとポイズンスパイダーね」
「グリーンウルフが多かったですよねぇ」
「そうだな。ほとんどグリーンウルフだ。異常に多かった」
「住処が近かったんじゃないの?」
「それはありますねぇ」
それはちょうど談笑していた時だった。
「カハッ!」
結花の胸から細長い蛇の尻尾が生えてきた。
「結花!」
「結花ちゃん!」
「くそっ!何が起こったんだ!」
豪の叫びに応えるように結花を襲った魔物が姿を現した。
「何…こいつぅ…」
「で、でけえ…」
出てきた魔物は蛇の魔物だった。しかしその大きさは俺たちが知っている大きさではない。
「この魔物は…アサシンスネークだ!」
アサシンスネーク
ランクAの魔物でアサシンの名前の通り、不意打ちに長けている。
移動に一切の音が発生せず、気配を消して襲ってくる。
攻撃手段は体当たり、尻尾による刺突、噛みつき、毒だ。
結花は尻尾による刺突によって胸を貫かれた。
「実桜!俺と豪であいつを倒す!絶対に結花を助けてくれ!」
「わかりましたぁ!任せてくださいぃ!」
「豪行くぞ!」
「おうよ!」
アサシンスネークが音もなく体を滑らせる。豪に体当たりをするようだ。
「豪くるぞ!」
「おう!‘阿修羅の腕‘!」
豪はスキルを発動させ防御を固める。
ドガアアアアン!
およそ生物同士が出せないような音を出しながらぶつかる。
「おおおおおお!」
豪は地面を滑りながら勢いを殺す。そしてそのままアサシンスネークを拘束する。
「光史!早くしてくれ!長くは持たねえ!」
「わかった!」
俺は先ほどから神閃の準備をしていた。
剣は下に構え、腰を落とし、目を閉じて集中する。
求めるのは鋭さ。なんでも切り裂く鋭さだ。
イメージが完成するとともに剣に魔力が行き渡る。
「行くぞ!豪退いてくれ!」
「おう!」
「ーー神閃」
聖魔法で構成された剣がアサシンスネークに迫る。そして首に刈り取る
はずだった。
「は?」
神閃はアサシンスネークの鱗に阻まれていた。
しかし全く切れていない訳ではない。本当に少しだが切れていて血が出ている。
「シャアアアアアア!」
傷をつけられたのが嫌だったのかアサシンスネークが暴れ始めた。
「くっそおお!この蛇野郎!」
「待て豪!突っ込むな!」
豪は暴れえて自分の拘束から抜け出したアサシンスネークに突っ込んでいった。
「おお!」
ガキイイン!
甲高い音が響いた。豪の拳とアサシンスネークの鱗がぶつかった音だ。
アサシンスネークには大したダメージが入った様子はない。
しかし豪はそんなことはお構いなく殴り続ける。
最初に気づいたのは光史だった。
「っ!豪避けろ!」
「あん?避けろって何を避けろって」
ブスリ
アサシンスネークの尻尾が豪の腹を貫いたのだ。
「ぐっ…なんで反対側から尻尾が出てくんだよ…」
どうやら暴れていた間に体を伸ばしチャンスを窺っていたようだ。
「豪!クソっ!実桜!豪も頼む!このままじゃ全滅だ!」
「了解ですぅ!任せてくださいぃ!」
さてここからどうしようか?逃げるだけなら方法はいくらでもある。しかしそれは他のメンバーを見捨てることが前提だ。それはできない。突破する方法もあるといえばある。
‘限界突破‘だ。限界突破を使えば全ステータスが三倍にはね上がる。さっきの神閃がわずかだが効いたので限界突破を使えば有効なダメージを与えられるだろう。がスキルの効果が終わってしまうと一時的に全ステータスが三割までに下がる。もし限界突破でも倒せなかったら全滅だ。それなら…
「実桜!結花と豪を連れて戻れ!それで応援を呼んできてくれ!」
「そんな!光史くんは!?」
「俺なら大丈夫だ!‘限界突破‘使う!」
「でも!」
「いいから早く!」
「……わかりましたぁ。絶対に生きていてくださいね!」
実桜は二人を連れて元の道を戻っていった。それを確認し、光史はアサシンスネークと対峙するが…
「どこいった?」
アサシンスネークの姿が見えないのだ。すると
ガブリ
背後から噛みつかれた。
「ぐっ…くそっ!」
咄嗟に剣を振りアサシンスネークと距離をとる。がその動きにキレがない。理由は明白だ。
「毒か…」
噛まれた所を見ると紫色になっている。
「これが本来の戦い方か…厄介だな…」
アサシンスネークは光史が実桜と話している間に姿を消していたのだ。
アサシンスネークはその戦い方からランクはAと高いが、他のAランクの魔物と比べてステータスは高くない。がその気配の無さ、無音性、毒の強力さからAランクの中でも厄介な分類になる。
「ちっ!どこにいるんだ!」
光史はがむしゃらに剣を振る。がそんな攻撃が当たるわけもなく
「ぐはっ!」
側面から尻尾の奇襲を受けた。すぐにその方向へ魔法を放つがそこにはもうおらず
虚しく魔法が通り過ぎる。
まずいな…
このままだと出血過多か毒で死んでしまう…
回復薬を買っておくべだったな…
応援はまだかな…
三人は逃げ切れたかな…
俺も逃げたいな…
俺…
このまま…
死んでしまうのかな…
HPが半分をきり、4分の1近くまで減った。確実にHPを減らしてくる毒。血が流れていくせいで徐々に視界が暗くなり体も重くなっていく。明らかに最初の動きとは違い、キレがなかった。その隙をアサシンスネークは見逃さなかった。
「ぐはっ!」
思いっきり体当たりをくらって木に叩きつけられる。
やばい…
死んじゃう…
死んじゃう…
死んじゃう…
いやだ…
生きたい…
生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい
生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい
生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい
生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい
生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい
生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい生きたい
ーそんなに生きたいですか?
頭の中に声が聞こえた。
女性の声だ。光史は藁にも縋る思いで答える。
ー生きたい
ーなぜ?
ーなぜ?そんなのまだまだ未練があるからに決まってる!
こんな所で死にたくない!
ーフフフ。相変わらず人族は……
あら失礼しました。いいでしょう。
あなたに生き残る力を与えます。
ー本当か!?
ーただし条件があります
ーどんな条件だ
ー簡単なことですよ。あなたは魔王を倒すために召喚されたんでしょう?
ーそうだが…なぜそれを知っている?
ー私はなんでも知ってますよ。あなたは地球という惑星の日本という国の栃木で生まれまし た。その後東京に引っ越して
ーわかった!あなたがなんでも知っているのはわかった!
ーご理解いただけたようでよかったです。
条件ですがもうすぐ大きな争いが起きます。
ー大きな…争い?
ーええ、人族と魔族の戦争です。この戦争で魔族に勝つ事。そして今後の戦いも勝つ事。
これが条件です。
ーそれだけか?
ーええ、これだけです。簡単でしょう?
ーわかった。条件を受け入れる。
ーありがとうございます。では力を与えましょう。
હું મારી જાતને ભગવાનને સમર્પિત કરું છું. બદલામાં વધુ શક્તિ લાવવી!と言ってください。
ーフン…マ…
なんて言ったんだ?
ーહું મારી જાતને ભગવાનને સમર્પિત કરું છું. બદલામાં વધુ શક્તિ લાવવી!です。
難しいようでしたら…
「あれ?藤原くん!?大丈夫?」
急に話しかけられる。力を振り絞り声のした方向を見ると
「柳葉くん…!どうしてこんなところに…?」
いかがでしたでしょうか?
勇者がピンチの時に訪れる謎の声!そして力が欲しいか?と問われる!もちろん!勇者は力を求め強敵を倒す!
という展開にはなりませんでした。夜兎くんが入って勇者は謎の声から力を得られませんでした。
ところでこの物語の構想が最初想定してたのより大幅に増えちゃいましたwそれに伴ってタイトルとかキャラのセリフとか変えようと思ってるんですが、読んでくださっている人はどうですか?
このままで行くか変えるか。コメントしてくださると嬉しいです。
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またアドバイスも是非。




