第十五話:魔王VS管理者……の前
はい、祓戸です。
前回戦闘シーンを書くと言ったな、アレは嘘だ。
なんか魔がさしてギャグっぽい展開になってしまった…
Sideラムダ
「こんばんわ。アポなしで失礼します」
ベータが魔王に声をかける。へぇ今代の魔王って女性なんだ。もしかしたら史上初なんじゃない?
「こんばんわ。我はエメリンだ。それで?お前達は何者なんだ?」
そういえばコードネームは作ったけど、チーム名みたいなのは作ってないなぁ
白黒、狐の仮面だから…
「ボク達は灰狐。ボクはラムダ。右からロー、シータ、ミュー、ニュー、カイ、ゼータ、ベータだ。つい最近できた小さい組織だよ」
「これはご丁寧に。それでお前達の目的はなんだ?」
ちなみにボク、ルシア、ネフィ、ノア、リア、アルド、ルイ、アイアの順だ。
目的?ボク達の目的は…
暴れること、なんて言えない…
だってエメリンがどんな目的であろうと防いでみせる!!
って感じだしてるだもん…ただ暴れたいだけなんて絶対言えない!
「ボク達の目的は秘密だよ。でもそんな悪いことではないよ」
「はぐらかすか…では何故ここにきた?何か欲しいものがあったのではないか?」
おや、納得してくれたようだ。ラッキー!
「話がわかる魔王様で良かった。ボク達が欲しいもの、それは
この魔王城の地下にいる龍。あれは元々ボク達のものだ。返して?」
ボクがそう言うと魔王は驚いた顔をして言った。
「何故龍がいることを知っている!?アレは代々魔王にしか伝わらないはずだ!」
「だからさっき言ったじゃないですか。元々私達のものだって」
ベータが若干呆れを滲ませながら言う。
「……黒の龍は封印されている。それに何故黒の龍を欲する?」
ヨルム…お前黒の龍なんて言われてたのか。
てかさっきから質問ばっかだな…
「質問が多いね…封印くらい解けるし、龍は元々ボク達のものだって
これで3回目だよ?」
「そう言うことではない!質問を変える。黒の龍を使ってなにをするつもりだ?」
「あーそっち?龍を解放して元々の役割を果たしてもらうだけさ」
ヨルムはレイで生態系の管理をしている龍だ。その生態系には精霊や悪魔などの
高次元生命体も含まれる。ざっと見た感じまだ目に見えて影響は見えないが
確実にどこかで不具合が起きているだろう。
「お前、黒の龍が今まで何をしてきたのか知らないのか!?」
どんなことをしてきた?ああ、どうせ何かしらの被害受けたんだろう。
例えばパワーバランスを保つために魔族を間引いたりとか?
けど関係ない。封印してくともっとひどい展開になるんだ。
「知ってるさ。だからこそ封印を解くのさ」
「……正気か?」
まあ事情を知らなければボクは頭のおかしい人に見えるだろうね。
でも…
「でも龍が封印されてから色々不都合が出てるんじゃない?例えば…
希少な動物や魔物の乱獲の被害があるけど、犯人を捕まえられないとか」
「っっ!!」
やっぱりか…これは何種類かは絶滅してるね…
思ったよりヨルムの抜けた穴は大きいな。
「まあボク達はボク達の目的があって動いてるんだ。説得は無駄だよ
止めたいなら力ずくじゃないと」
正直もう問答に飽きたから早く戦いたいんだよ。
「ふん、力ずくだと?お前達は確かに強いが、我は魔王だ。
あまりナメてくれるなよ…!」
「アハハ、ナメてくれるな…ねえ?
魔王ごときが吠えるなよ」
ボクはエメリンを煽ってみる。でも歴代最強で頭も良いと言われてるから
あまり効果がないと思うけど…
「雑魚だと…!言うに事欠いて我を雑魚と呼ぶか!!」
効果あったわ…
えー…沸点低くない?
「雑魚を雑魚呼ばわりして何が悪いのさ?
ただ事実を言っただけなのに」
「もう良い…そこまで言うなら良いだろう!力ずくで止めてやる!」
思った通りに言って嬉しいけど…
良いのか魔王…それで良いのか…
「場所を変える。ここで暴れたら城が持たんからな。ついて来い」
魔王はそう言って歩き出す。
しかし!何百年、何千年と一緒にいたボク達管理者が一瞬で思考を統一する!
すなわち!あえてついていかない!!
〜1分後〜
魔王は足音を荒くして戻ってきた。
「ついて来いって言ったでしょ!!」
顔を赤くしているここから察するに一人で何かしら喋っていたのだろう。
思わず狐の仮面の上から口を押さえて顔を背けてしまう。
みんなも肩をふるわして笑いを堪えているようだ。
「っ〜〜〜〜!!!!!
早くついてきなさい!!」
いかがでしたでしょうか?
今回の話は短かったと思います…けど次!次いっぱい書くから!
ていうか誰か読んで〜…w




