エピローグ2
投稿初心者です。三人で相談しながら書いてますので、ごった煮状態かもしれませんが、生温かい目で見守って頂けると嬉しいです。
更新は、土曜日にまとめて十話前後を投稿させていただく予定ですが、他に良い方法が見つかりましたら、また報告させて頂きます。
よろしくお願い致します。
「アジバさん、僕は練習すればもっと強くなれますか?」
その言葉を受けて、アジバの瞳も輝いた。
「既に魔法も体技も基礎はできている。教えるものは何もない。ただ己の意思で研鑽を続けるだけだな。」
「家族と同じようにダンジョンに潜れば、それは己の技の研鑽となりますか?」
「もちろんだ。ただ、家族と同じダンジョンでは、それ以上の研鑽を積み上げることができるかどうかは、保証できないな。この世界にも、私達の牢獄ダンジョンに匹敵するものがあるのではないか?」
そう言われた溟は、ミルヴァの方を振り返り、その視線を受けた彼女は言葉にするかどうかに、一瞬の躊躇いを見せた。
「あることにはある。ただし、そこに入れる者は、ダンジョンが認めた者だけであり、未だかつてそのダンジョンから戻ってきた者は一人もいない。私としては、お勧めしない。」
「どんなダンジョンなんですか?」
その彼女の言葉に身を乗り出して、溟が尋ね返し、その言葉の迫力にミルヴァは一瞬の怯みを見せて応えた。
「それは『神門』と名付けられた天使が神になるために挑むダンジョンです。かつての創造神ウラノに命じられて作成に協力しましたが、あれは神に反抗心を持つ天使を黙らせる為に、天界から追放するために創られたダンジョンです。当初はこの世界をもっと良くするために、創造神に意見を通すために挑む天使が大勢いましたが、実力者である彼らが、只の一人も帰ってこないのを見て、天使の人達の心は折れてしまいました。」
その言葉を聞いた三人は、唾をゴクリと呑み込んだ。
「もし、母が、マミアが挑んだなら、結果はどうだったか予想はつきますか?」
「マミアがあなた達の世界に飛ばされたのは、それよりもっと前のことですから断言できませんが、彼女なら戻ってこれた可能性が強いと思います。」
それを聞いた溟は、口元をキュッと音がなるように引き結ぶと、睨むように前方を向くと、強い口調で周囲に自分の意思を伝えた。
「ダンジョンに受け入れられるかは判りませんが、私はもっと強くなるためにその神門ダンジョンに挑みたいと思います。」
それを聞いた彩芽が、ギョッとしたように溟を見た。
「ちょっ、ちょっと待ってよ。メイ君、ちゃんと話を聞いてた?誰も帰ってきてないんだよ。そんな場所、無理だよ。もっと安全性を考慮しようよ。」
その言葉に、溟は彩芽の方に振り返って言葉を紡いだ。
「理解して貰えるかは判らないんだけど、ウチの家族の場合というか、母の場合は、間違いなく挑戦するはずなんだよ。『山が有ったら登るでしょ。避けて通るなんて卑怯な真似なんかしないよね』と言われて育ったから。」
そう言って、照れたように溟は笑った。いかにもマミアが言いそうな台詞だったのか、ミルヴァは呆れたように笑っていたが、彩芽はその言葉を受け流すことはできなかった。
「それなら、私も行く。メイを一人にしてたら、きっと思いっきり無茶をする。帰ってこれるのに、帰れなくなるほど無理をするに違いないと思う。」
その言葉に驚いたのは、さっきから黙りっぱなしだった瑠夏だった。
「待て、彩芽が行ったら、拠点のまとめや子供達の世話はどうするんだ?今のあの子達を放り出すのは無責任だぞ。」
「あの子達は、ソールとトールを中心によくまとまってるよ。今の私は殆ど監督ばかりで、何にも仕事をしていないし、もし万が一があっても、あそこにはミレイがいる。彼女なら何とかしてくれると、私は信じてる。」
その言葉は、瑠夏の次の言葉を封じた。彩芽の言っていることは、何も間違っておらず、普段から瑠夏が感じていたことだった。
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