エピローグ3
投稿初心者です。三人で相談しながら書いてますので、ごった煮状態かもしれませんが、生温かい目で見守って頂けると嬉しいです。
更新は、土曜日にまとめて十話前後を投稿させていただく予定ですが、他に良い方法が見つかりましたら、また報告させて頂きます。
よろしくお願い致します。
その話を聞いていたウェスタ達の中で、一人の眷属が手を挙げて、
「ねぇ、男の子と女の子の二人だけで旅立出せるのが心配なら、私が協力してあげるよ。私も今のウェスタ様の眷属の中では、力が強い方ではないし、良い修行になると思うしさ。」
先程、ミルヴァ達を案内してきてくれたファナが応えた。
「待て、そんな面白そうなダンジョンなら私が行く!」
そう言葉を発したアジバの頭を、アミュが思いっきり叩いた。
「この単細胞!お前みたいな主戦がこの場を離れたら、誰がウェスタ様を護るんだ!お前は親衛隊長であり、近衛隊長でもあるんだ。そんな無責任なことを発するな。」
凄く納得行く言葉に、アジバはシュンと小さくなり、それを見たウェスタがクスリと笑うと、言葉を発した。
「ファナ、私は今のあなたの実力に微塵も不満は無いですが、あなたがもっと強くなりたいと望むなら、私にはそれを止める権利はありません。ただ、言う言葉は一つです。絶対に帰ってきなさい。それが私の望みです。」
その言葉に、ファナは片膝をついて頭を垂れて臣下の礼を取ると、
「有り難きお言葉に感謝しかありません。必ずや強くなって戻ってまいります。ありがとうございます。」
彼らの間では、もうファナが参加することになっており、溟の意思などはそこに存在しなかった。
「ウェスタ樣、もしも両親達が私よりも先に戻ってきましたら、私が自分をより磨くために神門ダンジョンに向かったことを伝えて頂けますか?そうしないと彼らは新しい自分磨きのために再び出立しかねませんから。」
「判りました。必ず伝えます。彼らに後を追いかけるよう伝えなくても構いませんか?」
「それはウェスタ様やミルヴァ様の判断に任せます。自分にどれだけの力があるか判らない状況で、無責任な言葉は口にできません。」
その溟の言葉に、ウェスタは少し驚いたように見えた。
「あなたは、他の三人とは少し違いますね。彼らなら、絶対に行った場所を教えないで下さいと懇願したと思いますから。そんなあなたに、私は少しホッとしています。彼らにもブレーキ役は居たのだなと。」
溟はウェスタの言葉に、苦笑いを返すしかなかった。
その後の話し合いで、三ヶ月後に神門ダンジョンに出発することになり、二ヶ月後に再びこの場に集まることが決定した。幸いにも瑠夏お手製の時間停止機能付きの無限収納バッグがあるので、余裕を見て三年分の食材や日常品を持っていくことができるのも遠征を容易にしていた。
もちろん東京の宅配ボックスは大いに利用され、◯野屋、好き屋、一番館などの食事も大量に準備され、彩芽の食事の技量はかなりのものであったし、溟もある程度の料理はできたので、調味料やこちらで手に入りにくい食材も大量に備蓄した。
再び二ヶ月後に集合して神門ダンジョンへと向かった三人は、無事にダンジョン侵入の資格も認証され、最後の特訓と称してアジバとの模擬戦を行い、旅立つこととなった。
最後の最後まで瑠夏は渋っていたが、ミルヴァやミレイ、トールやソールの説得を受けて、最後にはとうとう納得したようだった。
そして、溟と彩芽とファナの三人は、ウェスタ一行、ミルヴァ達以外にも、四龍達や寄宿舎の子供達に見送られて、ダンジョンへと旅立っていった。
ーーー
マミア達が、牢獄ダンジョン改め『新世界』から戻ったのは、その日から五年後のことだったが、まだ戻っていない三人を追いかけて、神門ダンジョンに突入したのは、その翌日という電光石火の荒業だった。
最後までお読み頂き誠にありがとう御座います。
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よろしくお願い致します。
これにて第一章が終幕となり、『アストレア〜神々の生まれた大地〜』へと続く予定ですが、暫くお時間を頂きます。何卒よろしくお願いします。




