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タクシー運転手の夜話  作者: 華岡光
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99/155

case8

ほどなくして車はあの事故現場があったカーブへと差し掛かったんです。


 「この先の急カーブはよく事故が起きてたな・・この峠道で1番死亡事故が起きてるのはあの先のカーブ付近なんすよ。」


私はその話を聞いた時にあの事故現場にいた血だらけの無表情で立たずんでいた若い子を思い出したんです。そう思ってた時、とうとう車はカーブの手前まで近づきました。私は内心は見たくなかったですけど、やはりあの血だらけの若者が頭から離れなくて、車がカーブに入った瞬間にふとあの事故現場を見たんです。


 ・・鳥肌が立ちましたよ・・


「あ・・」

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