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タクシー運転手の夜話  作者: 華岡光
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74/155

case7

私は車の中で待つ間ふと気になったことがあったんですよ。それは先程見た私のタクシーの斜め前に建っている自殺者を踏みとどまらせる小屋に人影らしき姿が見えたんですよ。


 それが気になってしまって、どうしても頭から離れないんですよね。


 「あの小屋に誰かいるのかな??」


私は車の中からちらっと小屋の方を見たんです。


 「え?あれ人じゃないか・・」


次の瞬間目に飛び込んできたのは小屋の窓枠の奥に帽子を被った人が明らかに座ってるんですよね。やっぱり人がいたんだなて思って少し気が楽になったんですよ。こんな原生林のど真ん中の国道で1人タクシーでいるんですからね。不安だったところ気が楽になりましたよ。

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