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タクシー運転手の夜話  作者: 華岡光
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54/155

case6

 「麦茶でもどうぞ。」


ソファーに座った俺に冷蔵庫から麦茶が入った缶を取り出し、俺の前に置くと、そのフロントのやつもソファーに座った。


 「実はですね・・あの部屋は使われてないんですよ・・」


「は?どういう事??使われてないて?」


いまだに納得のいかない俺はスタッフに言ったんだ。


 「あのな。確かに夜中とその前の夜に隣から女の声が間違いなく聞こえてきたんだよ!!確かに聞こえた。」


なおも言う俺の話しを遮るようにそのスタッフは立ち上がり、部屋に備えつけの電話の受話器を外すと、どこかに電話をかけだしたんだ。


 「あの部屋の事で今少し揉めているところです。お願いします、こちらに来てお客様に説明をお願いします・・


お客様、今私どものホテルの管理者が来られますのでお待ち下さい。詳しい話しは管理者のほうからさせていただきます。必要があればその部屋に行って実際誰もいない事を確認していただきます。そのためにも管理者の方の立ち合いがルール上必要になってきますので今しばらくそのままでお待ち下さい。」


管理者と電話で話した後にそのスタッフは俺に管理者が来るから待つようにて言ってきたんだ。


 

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