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タクシー運転手の夜話  作者: 華岡光
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38/155

case5

 「通報された方ですか?どうなされました??」


パトカーから降りてきたお巡りさんに事情を説明したら困り果てた顔してたな・・それはそうだよな、大の大人が深夜に城跡の裏側の滝から女の不気味な声がするとか言ってるんだもんな・・でも、それは別として、お巡りさんは俺の友人でもある乗客が行方不明になった事だけを気にしてくれて、一緒に探してくれる事になったんだ。そっちのがお巡りさんにとっては現実的な話しで大切な事だからな・・


「えーとこの辺りでそのお客さんが声をあげて急に走り出したんですか??」


そいつの余りの意味不明な行方不明になる前の行動で、もう一人のお巡りさんが思わずニヤリと笑ってたよ。どうせお酒で酔ってどこかで寝てるんだろうくらいに思ってたかもしれないな。


 「わかりました。とりあえずその滝の裏に今行って見ますね。」


そう言うと2人のお巡りさんはあの不気味な女の声がした滝の裏側へと友人を探しに行ってくれたんだ。

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