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タクシー運転手の夜話  作者: 華岡光
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105/155

case8

 「お客さん申し訳ないです・・同僚が警察呼んでしまったみたいで・・でも、あの血だらけの男がもし幽霊ではなかったら、やはり呼んだほうがいいかもしれませんので・・」


もう一人の代行の人が私に申し訳なさそうにそう話すと、ほどなくしてサイレンの音が聞こえました。私達はその問題のカーブのやや先にいたんですけど、サイレンの音は私達の前のほうから聞こえてきたんです。


 「救急車まで来たな。おい?お前車から降りて合図しろ。」


代行のもう一人がそう言うと、同僚が車から降りて救急車とパトカーに向かって手を振って合図をしたんです。

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