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消えない傷跡  作者: 桜雪月
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雅之は永久歯を二本失ったが、他の怪我は一、二ヶ月で完治すると聞いた。雅之には、あの夜以来会えていない。この病院へ来て二日経つが、私は一般の病室から隔離されている。看護師、医者、たまに警察の人が私の元へ来る。

私はあの日の出来事を、包み隠さず話した。母と男に暴行を加えられたこと、雅之が助けにきてくれたこと、その雅之が男に嬲られた事、それを助ける為、明確な殺意を持って男を殴った事。私の話を親身に聞いてくれた女性警察官は、話し終えると、ぎゅっと抱きしめてくれた。柔軟剤のいい香りがして、落ち着いた。


雅之は、私があの男を殺した事を許されない事だと言ったが、どうやらそうでもない。十四歳未満の子供は殺人罪で捕まることは無いそうだ。それどころか、私は児童虐待の被害者として、児童養護施設に引き取られた。

隣の県にある施設なので、ホームレスさんや雅之とはあまり会えない。それは詰まらないが、母と離れて暮らせることは嬉しかった。それに以前入れてもらったアプリを使って、フレンドの雅之と連絡しているので、お互いの現状は把握できる。雅之は差し歯を入れたことを自慢している。私が人を殺した件については、触れない様にしているみたいだ。

施設の大人達は、決して子供を殴らなかった。長く殴られていないと、かえって不安になる。そういう時は、隠し持っているカッターで肌を傷つけた。痛い、と感じる。それでもやめられない。そうすることで、自分が人であると、認められている気がする。

一緒に暮らしている子供は、大抵が育児放棄か虐待で、この施設に引き取られている。だからその中には、私と同様に自傷行為を行なっている子も居た。直接目にした訳では無いけれど、雰囲気で分かる。

暇なので、アプリを開く。雅之から連絡が来ていないことを確認する。他にすることも無いから、オープンチャットを見てみる。私は猫写真を投稿する人が好きで、フォローしている。深く関わりたくは無いから、メッセージを送ることは無い。だから雅之しか私のフォロワーはいない。

「猫、最高!」

「猫しか勝たん!」

「萌え萌え猫たん」

文章は何を言っているか分からないが、載せている子猫の写真が可愛いので、いいねを押す。

スワイプしながら写真を見ていると、とびきり可愛い白猫の画像を発している人がいた。名前は白@病み垢

@病み垢という文字に馴染みが無かったけれども、なにせ白猫が可愛かったので、アイコンをタップしてみる。

十分前「白猫ちゃん、天使!」

三十分前「純白」

違う種類の白猫の画像をひたすら投稿している。興味を持って、もっと下まで遡ってみる。

十時間前「やばい泣きそう」

十一時間前「また殴られた、毒親」

それまで猫の投稿しかしていなかったのに、昨晩辺りは、文章のみの投稿をしている。

一日前「またやっちゃった#病みすぎ#リスカ」

また画像が出て来たと思ったら、それは猫とは何の関係も無い、人間の腕だった。無数に刻まれたカッター痕と、画像なのに流動性溢れた赤い血。私はその画像に目を奪われた。すかさずフォローして、メッセージを送る。

「初めまして、私はあなたに関心があります。宜しければ、お話ししませんか?」

自分なりに、丁寧な文章を送ってみた。


夕飯が終わった後に、自室でアプリを開くと、白から返信が届いていた。

「嬉しいです。是非お話ししましょう。ミケさんと呼んでいいですかね?差し支えなければ、性別と年齢を教えてもらってもよろしいですか?」

「ミケで良いです。女、十一歳」

数十秒後にピコン、と返信が出た。

「わぁ。年齢近い!お互いタメ口で行こ!私も白で良いよ。女で、十四歳。ミケは何が好きなの?」

「猫」

「あはは、私の白猫画像を見て、フォローしたの?」

「違う。カッターで、腕を切っている画像を見て気になった」

それまで十数秒後に返信が来たのに、停滞した。

「気持ち悪いよね」

それまでの明るいトーンとは一変した、短い短文。この問いにどう返答すれば良いのだろう。

「別に。私も同じ様なことしているし」

「ほんと?」

「嘘つく理由は無い」

「そっか。良かった」

「良かったって何が?」

「仲間がいるってこと。ミケだって、私が同じ境遇の人だから、連絡取ってくれたんでしょ?」

確かに私は、自分と同じ行為をしている白に興味を抱いた。それは、仲間を求めていたからなのだろうか?

「良く分からない。ただ、話をしてみたいと思った」

「話そ、話そ。話したくない部分は、お互いにカットすれば良いし。ミケは小学生だよね」

「そう。小五で、今夏休み。でも多分九月から違う学校に通うことになる」

「どうして?」

「通っていた学校から、遠い施設に引き取られているから」

「そうなんだ。どうしてかは、聞かない方が良い?」

「別に。母親から虐待を受けて、それで」

またもや、チャットが滞る。

「私も。気に入らないことがあると、母親に殴られる。でも、人がいる前では穏やかだから、誰も助けてくれない。中学校には行けていない。怖い子達に目を付けられてから、虐められる様になった。絶賛引き籠り中(笑)」

笑を何故使うのか、意味不明だが白も私と似た様な環境にいるらしい。

「そっか。いつからあの画像、投稿しているの?」

「ああ、リスカ?」

「そう。それ」

私はリストカットや、リスカという言葉は使いたく無い。どうしてかは説明できないが、そうなのだ。

「子供の頃は父親が居たの。父は私には何もしなかったけれど、母を良く殴っていた。母は父が居ると、いつも怯えていた。でも、父が居ない時には、気が大きくなって、私を殴ったり、蹴ったりした。「私は毎日この痛みに耐えているのよ!」って、叫びながら。私は黙って耐えるしか無かった。相談出来る相手も居ないし、八つ当たりする相手も居なかったから。中学校に上がる前、父は他の女性を作って消え去った。嬉しかったぁ。これで、母は私に優しくしてくれる、そう信じていた。だけどそんなことは起きなかった。母は弱い人、新しい男の人を作るけれど、大半がろくでも無い人ばかり。その人達の中には、母のみならず、私まで殴る人が居た。中には、乱暴してくる人も…死のうと何度も思った。そんなある日、いつもは母や私を殴る男の人が、やけに上機嫌だった。競馬で何百万も勝った、そう喚いていた。その人は母にヴィトンのバッグを、私にはスマホを買い与えてくれた。最初は操作も覚束なかったけれど、使っていくうちに段々と慣れ親しんだ。色々なアプリをダウンロードしてみた。そのうちの一つがこれ。

世界が一変した。だって、遠く離れた人と繋がることが出来るんだもん。学校に友達がいない私にとって、このアプリ内でのフレンドが支えだった。猫の写真をみんなで共有して、幸せだった。母に殴られた日は、必ずこの世界に逃亡した。それが自分なりの防衛手段。

いつもの様に殴られた日、なんてキーワードを入れたんだっけな?確か、人生辛い、だ。そうすると、ワールドチャットで「人生辛い」って、文章に組み込んでいる人が出て来た。安心したよ。酷い環境にいるのは、私だけじゃない、そう感じた。

両親に毎日産まなければ良かった、と言われている人。性暴行被害に遭って、子供を妊娠している人。学校内で壮絶な虐めを受けている人。全員が私の様に、生きるのが辛い、人生は地獄だと思っていた。

その中の一人が、「今日もやってしまった」というコメントと共に、画像を添付していたの。私は目を奪われた。自分と変わらない、細い腕。そこに埋め込まれている、無数の赤黒い線。新しいと思われる傷からは、真紅の血が出ている。画像なのに、腕から流れている様に見えた。何で、こんなことをしているんだろう。これは見てはいけないものだ。理性はそう主張しているのに、私はその画像の虜になっていた。

美しい、と思ってしまった。この感性がおかしいことは、理解している。だけど、私はその画像に感動した。

スマホを直ちに置いて、自分でもそれをしてみようと思い立った。台所にある包丁は大き過ぎるので、果物ナイフを使ってみた。

左腕を満遍なく観察して、どこを切ろうか試行錯誤した。はじめはメジャーな部分がいいだろう、ということで左手首の少し下辺りに狙いを定めた。左手の平を真上に向けた。ナイフを持っている右手がふるふる、揺れていた。怖かったけれど、勇気を出して皮膚の表面部分を浅く切ってみたの。痛かった。殴られたり、蹴られたりするのとは、異なる類の痛さ。血がチョロチョロ出て来た。それを見た時、私もやれば出来るんだぞ、って自信が湧いて来た。もう一回、もう一回、と重ねる毎に、傷は増えてくるし、深くもなっていった。そうすると、今度はこの姿を誰かに見て欲しくなった。当然現実で見せる相手もいないから、自ずと画像を投稿するようになったの」

何十回にも分けられた、告白文。多分、白はこの話を誰かにしたくて、堪らなかったのだろう。

「超長文、ごめーん(笑)」

「平気。あなたも大変だったんだ」

「まーね。いつか死のう、死のう、と悩んでいるうちに、ここまで生き延びてしまいました(笑)」

それから毎日、白と私はお互いのことを話し合った。白は基本的に、昼間は明るい話題、例えば好きな猫やテレビについて話すが、夜になると母に殴られた話や、虐められていた時の話が多くなる。

八月も後三日で終わり、夏休み終盤でのことだった。いつものようにチャットを終えようとした時、白が突然提案して来た。

「ねえ、私達実際に何処かで会えないかな?」

雅之は、インターネットで出会った人とは会ってはいけないと言っていた。しかし、その言葉は白に会ってみたいという思いには打ち勝てない。

「良いよ」

「ほんと!!やったー」

待ち合わせ場所は、都内有数の猫カフェにした。白も私もそこから、電車で一時間の場所に住んでいたからだ。

約束の日、施設を出て最寄り駅へと向かった。足取りは軽やかだ。多分、私は白と会えるのが、楽しみでしょうがないのだろう。

電車に揺られながら、白について考えてみた。

きっと、顔は可愛くないのだろうな。鼻は潰れていて、目も線の様で、唇は青白くて。だって、可愛い子は虐められないもの。髪はボサボサで、顔を隠す様にカーテン状になっていて、肌は真っ白。手足は木の棒みたいで、栄養が足りてない。

それでも私は、多分白のことを好きになると思う。命を削り取る行為を行う同志として、私は白に親密性を覚えている。彼女なら、私の苦しみを分かってくれる筈だ。

猫カフェに着いた。多種多様な猫が至る所にいて、天国があるとしたら、ここだと思った。頬が綻んだ。白に連絡すると、彼女ももうすぐ着くそうだ。

二人席に座って、オレンジジュースを頼む。隣には、焦げ茶色の細長い猫が居た。私を見上げている。興味を持っている様だ。手を伸ばしても逃げようとはしない。もふもふの頭を撫でる。気持ち良さそうに、目を細めている。

「あなたは、人に触られるのが好きなんだね」

耳を優しくマッサージした。

その猫と遊んでいたら、白は来た。カフェの扉が開いた時、私はその人物が白だと確信した。それと同時に、驚きもした。

白は私が想像していた様な女の子ではなかった。肌は確かに白かったが、想定していたのは幽霊みたいな青白さだ。白の肌は富士山の水の様に透き通っていた。髪はショートボブでツヤツヤしている。目鼻立ちはくっきりしていて、ヨーロッパの人形を彷彿とさせる。

「あ、ミケさんですよね!」

想像の白よりも二トーン高い声で、話しかけて来た。

「そう。初めまして」

「ごめんなさい。待ったでしょ。道に迷って」

両手を合わせて、ごめんのポーズを取る。白も私と同様、真夏日なのに長袖の服を着ていた。

「別に。この猫と遊んでいたし」

「うわー、可愛い!」

私が指す猫を見るなり、白は歓声を上げた白が手を伸ばしても、その猫は逃げなかった。余程人が好きなのだろう。

「私、もうジュース頼んだ。白も何か頼んだら?」

しゃがんで猫を撫でている白が、私を見上げた。なんだか白も猫に見えた。目がクリクリしているからなのかもしれない。

「ありがとう。私もミケと同じ飲み物を頼もうかな」

白は店員に声をかけて、オレンジジュースを注文した。はきはきと注文する様は、おどおどとは無縁であった。

白のジュースも運ばれ、私達は乾杯した。

「改めて、会えて嬉しい!」

白は百点満点の笑顔を見せてくる。

「想像していた白と…少し違った」

正直な感想を告げた。嫌な顔一つせず、白は口を開けて笑った。

「あはは、どんなのを想像していたの?」

「私みたいに、口数が少なくて、地味な感じ」

「そんな風に思いながら、連絡を取り合っていたの〜。まあ良いけどさ」

ストローを回す度に、氷のからん、という音が鳴る。

「でもその点で言うと、ミケも思っていた感じと違うな。もっと、怖い感じかと」

ふふ、と笑っている。

「そう。それは間違っていないかもしれない」

「えー!自分のこと、怖いと思うの?」

「たまに。していいことと悪いことの境界線がぼやける時がある。私にとっては何でもない事でも、この社会では許されていないこと」

白は何も言わず、黙って私の話を聞いてくれる。

彼女は勘違いしている。私が話しているのは腕の傷ではなく、一人の人間を殺したということだ。そのことに対して、一欠片の後悔さえ、抱いていないということも…

「難しいね」

からん、の音だけが響く。

「白は、最近どう?母親から暴力振るわれている?」

白の顔が美しく歪む。

「うん。昨夜もお腹五回蹴られて、今もズキズキする」

「何で蹴られたの?」

「分からない。でもさ、蹴ることに理由はいるの?」

確かに。私の母も、ムカつくから、言うことを聞かないから、と何かと理由付けをしていたが、そこに真意は無かった。

殴りたいから殴る。蹴りたいから蹴る。彼等にとって、理由などそれだけで十分だ。

「そうだね。お母さんのこと嫌い?」

白はきっ、と目を光らせた。

「嫌いなんて言葉では、言い表せない。死んで欲しい。苦しみ、後悔しながらね」

唇をぎゅっ、と引き締めている。

「何で私を産んだのか、教えて欲しい。この世に生まれなければ、こんなに苦しむことも無かったのに」

「白は死にたいの?」

表情に翳りが見える。どの言葉を使えば良いのか、悩んでいる。そんな感じだ。

「どうかな?死にたいのかな?でも、自傷行為に留まっているってことは、無意識のうちに生きたいと思っている証拠かもしれないね」

その表現は、すとんと私の胸に落ちた。

「ミケはさ、将来やりたいこととかある?」

将来…考えたことも無かった。

「…分からない」

「そうだよね。私も。どう生きていけば良いのか、まるで分からない。家に帰れば、母が待っているし」

乾ききった笑みを浮かべる。白や私にとって、母とは縛りだった。血縁関係だから、一生付いて回る鎖。

「本当に、病気で死ねば良いのに…」

白は、容赦無い言葉を吐き捨てる。顔が強張っていて、それが本音であることの象徴だった。

「私があなたのお母さんを、殺してあげようか?」

刹那、白の目に希望の光が灯った。私はそれを見逃さなかった。しかし、それは一瞬で影を潜めた。

「何言っているの〜。冗談にしては、過激だなぁ」

白は大袈裟に笑った。口元は笑っているけれども、目は笑っていない。

「私は冗談なんて言わない」

「ふざけないで!」

白の声に反応して、付近の猫は飛び上がった。店内にいる人が非難する様に、視線を投げかける。

「すいません、すいません」

白は四方八方に頭を下げる。髪の毛がふぁさ、と浮き沈みして、シャンプーの匂いが感じ取れる。

一頻り謝罪を終えた後、白は力なく席に着いた。

「…声を荒げてごめん。でも、人を殺すなんて、できる訳無い。例え、死んで欲しいと思う人でさえ」

白は歯をぐっ、と食い縛り、口を歪めた。

「出来る」

「出来るって…」

また、白の目が釣り上がる。言葉を発する前に、こちらが先制する。

「私は一人殺した」

「えっ?」

敵意を帯びていた眼球が、縮こまった。動揺、困惑が映し出され、口から空気だけが吐き出される。視線はこちらに釘付けされていた。

「私は、暴力を振るって来た男を、一人殺した」

もう一度、はっきりとした口調で、白に伝える。当の本人は、頭の処理が追いついていない様だ。あー、とか、えーと、を繰り返し発している。

「…どうやって?」

「ビール瓶で後頭部を殴った。その後、その破片で何回も体を貫いた。最初は叫んでいたけど、二十回目辺りから、声を発さなくなった」

白の目には涙が溜まっていた。流すまいと、必死に堪えるが、一滴、二滴、と落ちて行く。そうだ、これが正常な反応だ。私はおかしい。

「罪悪感、後悔は無いの?」

「無い。何もしなかったら、いつか私が殺されていた。やられるくらいなら、私はやる。白は、どっち?」

白は涙を拭った後、目を瞑った。これまでのことを反芻している。

「…分からないよ。ねえ、何でミケは私の母を殺してくれるの?私は代わりに何をするの」

「私の母を殺して」

白は息を呑んだ。肌が、更に青白くなって、目が泳いでいる。呼吸も早くなる。

「な、何を言っているの?」

「私は母を殺そうとした。それこそ、殺した奴以上に、殺意を抱いていた。でも、出来なかった。私の意思とは反対に、肉体が血縁関係である母を守った。この縛りは消せないと思う。母のお腹から出て来た時点で、それは決まっていた」

白をじっ、と見つめる。

「貴方ならば、私の言っている意味が分かると思う。母が生きている限り、私達に自由は無い。いくら離れていようが、ね」

千円を机に置いて、席を立った。

「今日は楽しかった。もし、私の提案に乗ってくれるならば、連絡して。勿論、私をブロックしても良いよ。じゃあね」

白は口を噤んで、私を見上げる。改めて見ると、やっぱり綺麗な顔だ。


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