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第41話

男の子はすぐさま無色の王のもとへ行き、導師の語りし事実を述べ矢を取り戻しに参ると意思を示す。


無色の王はそれを了承すると、昼に壊した弓の代わりと言って幾らかの矢と、森の大樹を用いて作られた身の丈ほどある弓、そしてこの世の危険とされる物を幾重にも混ぜ合わせたような、異臭漂う小瓶を託す。


王は小瓶を指し、この瓶には触れればたちまち幾万の悲鳴を上げ命を断つとされる毒を入れたと告げる。曰く、この中身を決して下らぬ奸計に用いることはないと誓ってくれるのであれば、私はこれを預けたい、と。これに対し男の子は膝を折り、清廉な態度で誓いを立てるのだった。


男の子はあらためて述べる感謝と共に今は眠る連れを頼む、と告げると夜明けを待ってから森を発つ。菫色の矢が削り取った大地を目印に行き二日。遂に丘へ深々と突き立てられた魔槍を発見する。


魔槍の近辺はすでに赤の女王が遣わせたであろう、赤い鎧を纏う兵達がどうにか引き抜こうと試行を繰り返していた。


丘に突き立てられた槍は兵士の誰もが引き抜こうとしても叶わず、太い樹木をも鯖折りにできそうな程の豪腕の持ち主ですら、僅かばかり大地から解き放つことができなかった。

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