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第14話

そして男の子が赤髪の少女騎士の世界に身を置き二年、時折武勲を挙げつつも周囲の冷ややかな眼差しを受けることにも慣れつつある、幾ばくかの月日が経ったある日のことだった。


魔王に仕える強大な悪魔が首都に攻め行ろうとするという情報が流れたのだ。その悪魔は死人を操る力を持ち、傘下の悪魔が殺戮した人間をリビングデッドとして使役する、まさしく死という概念を嗤い、冒涜するモノだった。


腐臭を漂わせる、生きる屍の軍勢を率いる悪魔の討伐に、勇者と讃えられし男の子に命じられたのだ。


首都に勤める騎士達は皆、彼は捨て石としてあてがわれた哀れな生け贄と嘲る。


しかし、勇者の二つ名を頂戴せし男の子はそれを潮時ととらえ、その者達へ死霊使いの悪魔の首を皇の下へ差し出すことを高らかに誓うのだった。

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