ウディノ帝国の侵攻
Ayumitales by Souji Yamato
西暦2020年4月3日(金)夢幻世界――
宿場町レクサンドル(アレクサンドル子爵領)は、リライアン王国の南端西側にあり、北には、王国の交易都市トリビアがあり、西には、ウディノ帝国があります。また、この町には、王国軍が駐留していません。
しかも、この町の西側には、交易の都合で、砦すら無いのです。つまり、レクサンドルは、帝国に対して、非武装‥‥丸裸の町です。
けれども、レクサンドルの町に、ウディノ帝国の脅威が迫っていました。
午前8時、レクサンドル領主の屋敷では、リビングで、召喚士アユミ(男子)の反省会が行われています。
アユミの個人システム‥‥実体化したシス子さん(絶対美女)が告げます。
「今後、アユミさんがレベルアップしたら、抑制力に極振りします」
「アユミは、最近、スケベすぎたからな!」
魔道士ミトン(美少女)も、そう賛同しました。
ですが、蛮族戦士ウルガ(官能美女)が、反対します。
「アユミは、まだまだ、気弱なのだ。スケベな方が、良いのだ!」
「そうです!」
治癒士セシル(可憐女子)も、ウルガと同意見でした。
それなので、アユミが言います。
「大丈夫、精力とかは、エッチすれば、勝手に上がるから」
「それなら、良いのだ♪」
「素敵です♡」
ウルガとセシルが、納得しました。
他方で、令嬢ヘレン(清楚美女)は、何のことだか分からない表情です。
午前9時、領主の屋敷に、帝国の侵攻が伝えられます。
レクサンドルの町に、ウディノ帝国の『姫騎士アンジェリーヌ』が率いる歩兵大隊400人が迫っていました。
仕方なく、領主『ミトス・アレクサンドル子爵』は、降伏の覚悟を決めます。
ところが、蛮族戦士ウルガが、言い出します。
「いざとなれば、400人ごとき、ウルガの敵じゃないのだ。
――ウルガに、任せるのだ!
それで、アユミのために、姫騎士も捕らえるのだ♡
じゃあ、行ってくるのだ~♪」
「ちょっと、待て‥‥」
魔道士ミトンの制止を無視して、ウルガが、屋敷を飛び出しました。皆、嫌な予感しかしていません。
ちなみに、ウルガは、いつもの女王風ボンデージ姿です。ウルガが、身動きすると、格好よく、鎖装飾が揺らいでいます。
そうして、ウルガは、あっという間に、町の外へと出て行きました。
しかし、ここからが、ウルガの本気です。
「スキル『先駆け』を発動、走るのだ‥‥走るのだ‥‥敵を見つけたのだ。
戦術魔法『爆音制圧』を使用なのだ!」
すると、突然の爆音で、なんと、帝国大隊の動きが、止まりました。
さらに、ウルガが続けます。
「スキル『武装召喚』を発動‥‥ガンヒルド機関砲を、装備なのだ。
あとは、ひたすら、フルオート射撃なのだ!」
機関砲の爆音と共に、敵の軍勢(槍兵ほか)が、薙ぎ倒されて行きます。
加えて、数秒後、ウルガが、さらなる魔法を使います。
「補給魔法『リロード』を使用‥‥撃って撃って、撃ちまくるのだ!
‥‥リロード‥‥‥‥リロード‥‥‥‥リロード‥‥リロード!」
わずか数分で‥‥ウディノ帝国の歩兵大隊が、全滅しました。
その後、ウルガは、指揮官『姫騎士アンジェリーヌ』の遺体を、魔法収納に回収して、レクサンドルの町に帰還しました。
こうして、蛮族戦士ウルガは、ウディノ帝国に勝利しました。
Ayumitales by Souji Yamato




