…え?
ぶらぶらと歩いていると
泣いてる子ども
その背中をさすりながらなだめる背の高い男に出くわした
…どうしたのかな?
気づかれないようにゆっくり近づいてみると
その男は…
おしゃれスウェット…
高瀬だった
(え……?
子ども…いたの…?
いや、独身って言ってたよね!?)
(でも、結婚歴がないとは聞いてなかった気もする)
一瞬のうちにいろんな妄想が駆け巡る
(いやいや、落ち着いて…
ひとまず様子を見よう)
そう思って後ろに下がろうとした時
わぁっ!
石につまづきよろけてしまった
慌てて口を塞いだが
高瀬の目にはゆうの姿がしっかりととらえられていた
高瀬
「み、水野さん!?」
ゆう
「あ、あの
こんにちは
えと、どうされたんですか?」
久しぶりにこけると意外といたい…
とりあえず足をさすっておこう
高瀬
「実は…この子迷子みたいで
泣いてたので一緒にお母さんを探そうとしていたところです」
子どもは高瀬さんの背中なでなで効果で?
すっかり泣き止んでいる
ゆう
「あ、あぁー
そうだったんですね」
(ははっ)
…少しホッとしながら額の汗をぬぐった
。
。
。
公園には管理棟があるので、そこでアナウンスをしてもらうことにし、無事こどもは母親と会うことができた
さっきまで泣いていたのが嘘のように
笑顔で母の手を握る子ども
ホッとしたゆうの隣で
高瀬も優しく微笑んでいる
(へー…こう言うふうに笑うんだね)
ゆう
「よかったですね
お母さん直ぐ迎えにきてくれて」
高瀬
「そうですね 安心しました」
さっきの微笑みはどこにいったのか…
一瞬でいつもの高瀬に戻っていた
ゆう
「あ、そういえばさっきメロンパン買ったんですよ
よかったら一緒に食べませんか?」
少しびっくりしたのか…一瞬高瀬の動きが止まったように見えた
高瀬
「いや、それは水野さんのですよね?
なので、水野さんが食べてください」
(いや、前に高瀬さんも私にメロンパン突然くれたじゃないですか笑って…
突っ込みたいけどやめておこう…)
真面目な高瀬の返答がいつもどおりすぎて
ゆうはなんだかおかしかった
ゆう
「いいえ、2つあるので一緒にたべましょっ
あそこのベンチがいいかな?」
返答に困っている高瀬の手を引き
まだ少し濡れているベンチに腰掛け
ゆうはメロンパンを高瀬に渡した
高瀬
「あ、ありがとうございます
…じゃあ少しここで待っててください」
そういって高瀬はその場を立ち去った




