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公園
あいつがいなくなってからの数ヶ月
僕は自分がどう過ごしていたかも思い出せない
周りから引越しをして気分を変えてみるよう勧められ、ここに引っ越してきた
緑豊かな公園
そこにはたくさんの生命とその息遣いがあった
感じるということを思い出せずにいた僕に
少しずつその感覚が呼び戻されていく気がした
ある日散歩をしていて
パン屋をみつけた
素朴で決してオシャレとは言えないが
赤い屋根が印象的な店だった
カランカラン
いらっしゃい!
気の良さそうなおじさんの声が響く
クリームパン、ハムエッグパン、メロンパン…
品揃えはオーソドックスだ
ちょうどお昼を食べていなかったので
メロンパンを一つ買い、店を出た
メロンパン…
あいつがよく食べていたパンだった




