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「夕凪 」〜また、日曜日の朝に  作者: 乙花 
第3章
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公園

あいつがいなくなってからの数ヶ月

僕は自分がどう過ごしていたかも思い出せない


周りから引越しをして気分を変えてみるよう勧められ、ここに引っ越してきた


緑豊かな公園

そこにはたくさんの生命とその息遣いがあった


感じるということを思い出せずにいた僕に

少しずつその感覚が呼び戻されていく気がした


ある日散歩をしていて

パン屋をみつけた


素朴で決してオシャレとは言えないが

赤い屋根が印象的な店だった


カランカラン


いらっしゃい!

気の良さそうなおじさんの声が響く


クリームパン、ハムエッグパン、メロンパン…

品揃えはオーソドックスだ


ちょうどお昼を食べていなかったので

メロンパンを一つ買い、店を出た


メロンパン…

あいつがよく食べていたパンだった

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