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温度感
ゆう
(いまの会話、ちょっとだけ巻き戻して聞きたい)
(今ゆうさんって呼んでくれましたね?!なんて言ったら…無かったことにされそう)
高瀬のゆうさん呼びは想像以上の破壊力だった
名前を呼んだからではあるが
ものすごくそれが自然で聞き逃しそうなくらいだったからだ
高瀬は何事もなかったかのようにパンを食べている
寄ってくる鳩を愛おしそうにみている
ゆう
(高瀬さんって、動物にはそんな感じなんだね…
子供とか…ね)
(いや…なんかもう、新作の味、忘れた!
もうなんか情報が多すぎて処理できん…)
高瀬
「ゆうさん、おじさんに報告にいきますか??」
ゆう
(だから!
ゆうさんって…。
高瀬さんはなぜそんなナチュラルで涼しげでいられるんですか!?
……嬉しいけど…)
一呼吸おいて…
ゆう
「…いや、来週にしましょう」
高瀬
「そうですね
じゃあ少し散歩して帰りましょうか?」
ゆう
「ですね…」
ひとまず高瀬に温度感を合わせるゆう…
なんか変な盛り上がり方をした日曜日だった




