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Tender Liar  作者: 時雨
第5章
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第5章


  ごめん。

  最初から最後まで、自分勝手やったよな。


  最後にユズと付き合うたんは、

  やっぱりどうしても

  ユズが忘れられへんかったから。


  っていうのも、そらあるけど。

  ほんまのこと言うたら

  他の男にユズを取られたくなかったから。

  たとえそれが、

  あのヒロトやったとしても、な。


  だから、ユズがヒロトの名前出した時は

  ほんまに焦ったし、腹も立った。


  もう俺はあかんのかも、とも思った。


  だから、もしあのままユズが

  何も言うてくれへんかったら

  たぶん俺らは、ずっとあのままやった。

  もしかしたら今こうやって

  話もしてなかったかもしれへん。


  ほんまに、ありがとう。


  あんな苦しい闘病でも乗り越えられたんは

  早よ治して、ユズと逢いたい

  って思ってたからや。


  ユズがおらんかったら、俺、

  もっと早死にしてたと思うわ。

  俺のこと救ってくれて、ありがとうな。


  自分の一生をユズに捧ぐことができて

  俺は、ほんまに幸せ者やったと思う。


  もっと贅沢を言えば、

  ユズと、ずっと一緒におりたかったけど。


  でもそんな俺の願いは

  どうやら永遠に叶いそうにない。


  だから俺は、俺の全てを

  あのリングに託した。


  あの公園で、俺が言ったこと憶えてる?

  つらかったり苦しかったり、

  とにかく心が折れてまいそうな時は

  その指輪はめて、思い出せ。


  ユズ。

  俺は、いつでも、ここにおるから。


  俺はずっと、

  ユズのこと見守ってるからな。



  三上融


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