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突然到来
唐突に訪れる悪夢
涙すらでてこない
ただ言葉なく意味を検証している
結論は都度変わることもなく
更に深く認識を深めるのみ
あまりに現実味が帯びていて
ため息すら出ない
悲しむとか理不尽さが出てこない
僕自身のことなのに
酷く他人事のような感覚
多分泣きたいのだろう
多分痛いはず、なのだろう
僕は僕自身でその根拠を
探している
久しぶりの今なら出来るという感覚に
麻痺しながら近日にもあり得る未来に
僕だけが選べる未来へ
今なら踏み出せる、なんて
その道筋を真面目に思考している
出そうで出ないのは涙と
悲鳴が沈黙に消されていく
ただ強い衝動がエネルギーを生み出せと
枯渇した泉に歪んだ潤いを求めている
それは乗りきる為であり
自ら動く為の核スイッチと連動している




