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風景1
目の前にに在ったもの
明るくて眩しい光
幾筋もの道が在った
どれをも選ぶことが出来たであろう瞬間
そんな時が在ったことを
懐かしく不思議に思い出す
一つ思うのは、それは幻だったのではないかと
また1つ思うのは奪われる為の布石
そんなブラフだったのかもしれない
結論としては掴まなかったものゆえに
消されたものであり
自身でも消し潰したことを
誤魔化そうとする自身がいるようにも思う
最初の消失は視界に溢れた道の1つ
どれで、いつだったか僕はわからない
多分それは僕でない誰かによるもの
気づかず消えた道が幾筋もある
別れの言葉もなく闇に溶けた者達
道すらなくなって
僕の眼前に広がるもの
それは‥




