一番怖いのは人間
触れられることは嫌悪しかない
気持ち悪くてたまらない
他人の守るべきテリトリーへの侵入を
どうして許せるだろうか
否、排除しかなかった
手がかからない子供
そんなことを口にする誰か
諦めも救いを求めることも
出来ないと教えてくれたのは
そんな誰かさんたち
自身を自身で守る
当然のことを早いうちから知った
気紛れの裏切りの背中合わせの助けなら
それは内なる敵と同じ
正面からやってくる敵よりも
余程脅威に他ならない
甘えは時に優しく容赦なく攻撃に変わる
攻撃されない為に鎧を身につけ
時により弱者を守る為に
その鎧を脱ぎ殴られる
視えない傷を隠す
発散の満足を得れば
また優しくなることを
僕は知っている
怒らないのは意味がないから
怒っても通じないなら
怒る意味すらないと
知って諦めたら楽になった
生きる屍として最低限の
守るものだけを守る
それだけしか出来ないこと
豊かな感情なんて不要だと
ぶつかることを嫌い諦めた
勝者は勝者として勝ち誇り続ければいい
そんな結論に至ったのは随分と昔のこと
どうぞ怖くナイフであればいい
止めないし治らないのだから
諦めた方が負けるが勝ちである
ただ一つ自身がそうならないこと
その一線を守ると決めている
誰かの助けも尻拭いもする
だけど僕は自身の行いの責任だけは
自身でとることを決めている
押し付けることも責任転嫁も楽だけれど
ただ酷く醜くしか見えないから
人だけが理由もなく人を殺す
怖い存在なのである
気づかぬ不幸に嘆く変わりに
無意識で優越を求めて止まない存在
気づく不幸と気づかぬ不幸
そしてそれは幸福ともいう




