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謎
眠れないだろうと知りながら
電気を消し横になる
勿論眠れないし思考を繰り返しながら
静寂の中で聞こえてくる音に耳を傾ける
眠れないのに眠ったふりをする
眠ることが当たり前と考える誰かの安心の為
限界までの不眠でも悪くないと思う
夢は悪夢しか見れていない
夢の中で現実より殺される僕がいる
眠ることの幸せとは何だろう
夜は密やかな楽しみの時間
少しだけ開放される僕がいる
その刻を削って得るものに価値を感じられない
夢の殺人の犯人は自身
現実の殺人の犯人は他者
ならば選びたいと願う
片方しか回避出来ないならば
回避したいと願うのは
駄目なことだろうか
眠ることの意味なんて言いながら
僕が一番に考えていることは別のこと
いつからか気づいたこと
眠ることが僕は恐い
本当はそれが一番の真実




