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言の刃~停止された世界~  作者: 御影慧
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淡々と徒然に

あなたは笑ったね

もう過去の笑い話だというように

謝りの言葉もなく

まるで面白い出来事のように



子どもを目の前で殺しかけたことも

あなたには些細な出来事だったと理解した

見知らぬ誰かに助けられた時も

あなたは誰か溺れていると

笑っていたと母から聞きました



助けて欲しかったのか?

そうではないのです。

今更ながら謝って欲しいのか?

それも違うのです

違わないけれど違う

笑って冗談にしないで欲しかった

ただそれだけのこと



涙も出なかった

その口から出た「死ね」という言葉

忘れません、一生

あなたは一瞬で忘れ

無かったことにした言葉

あなたが忘れた本音の大きな独り言




今さら本気で傷ついたりはしない

ただ忘れません

それだけは確かな事実

記憶と記録でずっと残る



父よ、尊敬が欲しいというならば

必要な努力をされたし

在るだけで認められる程に

世界は甘くない

父であることは事実でも

実力とは別物なり



あなたはただの血の繋がった家族という他人

下らなくて言葉を喋る犬畜生以下なのだと

ただ自覚することを切に願っています



これから僕の視界から消してしまう前に

消す前の僕の視界に在る存在に対して思うこと

これからは空気として

その存在を僕は意図的に

消すことを決めたから




人は思ったよりも本気になれば

言葉の暴力などつかわずに

誰かを消せることに

僕はただ苦笑いする



忘られないなら消すしかない

考えて考え抜いた結論

忘れられたらもっと別の道が

あったかもしれないけれど



「殺してやる」と怒り叫んだ誰か

僕はそれを口にはしない

だからこそ多分一番危険なのだと

僕自身が一番知っていて

だからこそ律さねばならない



限界到来の時迄‥

その先は今はまだ不明

その時が来たら選ぼうと思う



Be or not Be

Be and not Be

さて僕の未来はどちらなのか?




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