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言の刃~停止された世界~  作者: 御影慧
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似ているよ

呪いと奇跡は似ている

考え方次第ともいえるかもしれない

苦しくて逃げられないもの

諦めからの後ろ向きの前向き

どちらも光の当たる角度が違うだけ



諦めて大事な存在を空虚に変えて

在ることの理由を捜す

在れる為に呪いを受入れ

在る奇跡と奇跡の終わりを待つ



奇跡と呪いを言い換えても事実は変わらなかった

喪われたものは還ってこない

選んで放棄したものは

呪いとして僕の影に

奇跡は呪いの上にヴェールをかけて

確実に滅びへ向かう



突然の綺麗事の幕切れからの闇

それとも痛みだけの

灼熱の焔広がる終わらない夜

どちらが幸せなのだろう?



誰かの笑顔の数のだけ

選べる呪いと奇跡

刹那の奇跡と永遠の呪い

僕に選べたのはそれだけ

選ばされたことではないこと

それが唯一の良かったこと



選ばされる奇跡ならいらない

それなら永久の夜の呪いがいい

灼熱の焔に焼かれ続けたい



生きたいなんて願いの愚行さを

僕は知っている

それを教えてくれたのは

選ばされる奇跡に喜ぶ誰か達

否定はしないけれど同意はしない




僕が見ていたのはその背中

奇跡ではなく光の当たらない

その呪いの影だけだ映っていたから



綺麗事を語る背中は暗く

呪いから瞳を背け奇跡を語る人達



真実と真理を僕は求め

嘘と綺麗事を願った誰か

悪くはないけれど良くもない

そうなりたくないと

確かにその背中は僕の教師だった



嘘だらけの奇跡

残酷な呪い

それでも僕は選ぶ

未来が閉ざされていても呪いを選ぶ

正しさからではなく

痛み無くして得るものなど

何一つないと知っているから



呪いと奇跡は似ている

同じで在り別物

始まり同じく違えたもの


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