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rainng
雨が降っている
窓に音が響く
規則正しくリズムを打つ
空は黒くどんよりとした雲に覆われ
青空は遥かな上空に消されている
青空の絵画も好きだけれど
雨、雨音も好き
青空は笑顔とするならば
雨の空は不機嫌か憤りか
はたまた哀しみかもしれない
堪えきれない感情の嵐
誰かに知らせたくて降るのかもしれない
雨の日は思考の海に沈む
どこもかしこも水に満ちる
浮かぶことをせずに
どこまでも沈んでいく
心地良くて無音になる
雨は浄化してくれる
代行するかのように
盛大に泣き続ける
どれ程の感情を受け止めたら
こんなに泣けるのか聞きたいけれど
ただ無言で泣き続ける
ごめんね、と呟いて
ありがとう、と空を見上げる
どこか何かが軽くなる錯覚に襲われるのは
無言の雨の日
僕の身勝手な妄想そのもの




