表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
8/13

8

「斎藤、田口」


捜査一課に、中村の低い声が響いた。

俺と田口は顔を見合わせ、中村のデスクへ向かう。


「どうしました?」


田口が尋ねる。

中村は腕を組み、険しい表情で俺達を見た。


「たった今、応援要請が入った」


そう言って、一枚の資料を机に置く。


「現場では大型犬が飼い主を人質にしている」


「大型犬?」


俺は思わず聞き返した。


「散歩中に突然興奮し、飼い主の腕に噛みついたまま離さないらしい。近隣住民が通報し、警察官が駆けつけたが手が出せず膠着状態(こうちゃくじょうたい)になっている」


田口が資料を手に取る。


「救急車は?」


「向かっている。しかし到着まで時間がかかるそうだ」


中村は俺を見る。


「斎藤、お前は交渉を担当しろ」


「……犬と交渉ですか?」


「お前ならできるかもしれん」


真顔で言われ、思わず苦笑する。


「期待が重すぎますよ」


「田口は現場の指揮を執れ。とにかく飼い主を無事に救出することが最優先だ」


「了解です」


田口が力強くうなずく。

俺も軽く敬礼した。


「了解しました」


俺と田口は顔を見合わせると、そのまま捜査一課を飛び出した。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ