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11話 成れの果てだらけ
我に返り、ワザトは周りを見渡し状況を把握する。大きな施設の中、佇んでいる。
周りに人は居ない。だが天井から成れの果てが落下してきた瞬間、また処理役に回されたのだと悟る。
「俺をなんだと思ってんだ!」
成れの果てはヘビに近く、蛍光色の眼光を光らせ牙を向いた。
ワザトは懐から大きめのアサルトライフルを召喚し、発砲した――が被弾するも、鱗は硬い。
「これでもくらえ」
いつもの閃光弾のピンを引き、投げつける。耳鳴りと爆風で五感が不能になるが――
眼前に大口がせまってきた。
「ワタシに変わって」
姿がボヤけ、巨大な獣が顕在する。ヘビの成れの果てに一瞬戸惑いが生まれ、隙ができた。
(アレを使って!)
(了解)
オカゲの内側でバツーカを召喚し、トリガーを引いた。咆哮と共に口からビームが放たれ、化け物の頭が吹き飛び、仕事の終わりを告げる。
「なーんもねえな」
「元より人すら居なかったみたいだし、転送場所を間違えたんでしょ」
「成れの果てになる前の、ヤツがか?」
「多分」
ワザトはそれに対して渋い顔をした。「大概にしろ」
「そんなもんでしょ、あっちの住人は」




