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「お前は磁気嵐の影響で使えなくなる武器の種類を訊いていたな。誰かと決闘でもするのか?」
「気になる?」
私は笑った。
普段、男性に心配されることはなかったから、少し嬉しかった。
私はフリーで傭兵をしてる。
「ライジング・ケルベロス」の戦士たちに比べれば、話にならないだろうけれど、それでもそれなりには戦える。
そう…彼は私が自分より弱いと思ったから、心配してくれてるのかしら?
まさか、こんな辺鄙な星に来てロマンス発生?
戦士の嫁…悪くないかもね。
私は自分でもバカなことをしてると思いながら、さっきまでとは少し違う熱い眼差しで彼を見つめ返した。
あ。
一番かわいらしく見える角度に顔を向けるべきだった?
「ああ。俺たちの建てた物ではなくても、遺跡が傷つけられるのは、あまりいただけないからな」
そっちね…。
私は落胆を顔には出さずに答えた。
「確かに戦いになるわ。私は穏便に済ませたいけれど…あっちがね」




