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 クローゼが(うめ)いた。


「俺のこの苦しみが…俺のものじゃないなんて…俺がクローゼ・ハイマンじゃないなんて…嘘だ…お前は俺を騙そうとしている…」


 クローゼが憎しみに満ちた瞳で、私をにらみつける。


 私は動けない彼に近づいた。


 クローゼの落としたハンドガンを拾う。


 銃口を彼に向ける。


「くそ…」


 クローゼが呟く。


 私は引き金を引いた。


 銃声が轟く。


「ああ…」


 クローゼが、そう言ったきり絶句した。


 私が撃った、彼の左手の指が3本ふき飛び。


 本来なら大怪我で血が流れるべきところから。


 いくつかの配線と機械部品が覗いていた。


「私は、あなたを助けたいと思ってる。私がオリジナルのリンダによって苦しめられたように、あなたもクローゼに苦しめられてるから…」


「………」


「私が『リンダ・セカンド』から『ニナ・コールマン』になれたように、あなたも『クローゼ・ハイマン』から違う人間に…アンドロイドに…あなた自身が、きっと見つけられるわ」

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