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いっくんとしーちゃんの話
今日はちょっとお客様が多くて、店内がバタついていた。
注文もたくさん入って来るので、
マスターと一緒になって、僕も何とか業務をこなしていく。
やっと少し落ち着いてきて、一息ついていると、
しーちゃんが声を掛けに、僕の所までわざわざ来てくれた。
「いっくん!」
「あ、はい⁉」
緊張のし過ぎで、声が裏返ってしまった。
でも、そんな僕の変な様子には触れないで、
笑顔でしーちゃんは話を続けてくれた。
「今日いっくんが作ってくれたお料理ね、
盛り付けがとっても綺麗だったなって思って。
お客様もすごく喜んでくださっていたよ!」
「え、本当ですか。よかったです。」
照れくさくて、ぼそぼそと返事をすることしかできなかった。
しーちゃんはいつもそうだ。
僕が初めてここに来て、働き始めたときから、
ずっと変わらず、親切だ。
だから、こんなしーちゃんがこのお店にいてくれるからこそ、
このお店はたくさんの人に愛されていて、
繁盛し続けているんだろうなって、本当に尊敬してる。




