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一杯、いかが?  作者: 気まぐれメイ


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仕事終わりのお客様

「やっと仕事終わったあ。」

思いっきり、手を前に伸ばしながら、絞り出すように話されたお客様。

何といっても今は、金曜日の夜なのでした。


「ふふ、お疲れ様です。」

従業員の一人が、お客様の嬉しそうな様子を見ながら、声を掛けました。

すると、お客様は急に、はっと思い出したかのように、

「でも、週に5日働いて、たった2日の休みを終えたら、

また5日間連続で仕事をして。きついわあ。」

と、言われたのでした。


金曜日の夜ということで、嬉しさもありつつ、

一方で悲しそうにもされているお客様に、

マスターは慰めるように話しかけました。

「まあまあ、この二日間を、いかに有効に、そして有意義に使って、

リフレッシュできるかが大切ですね。」


「そんな、プレッシャーになるようなこと、言わないで下さいよー。」

お客様は、マスターの正論にぷうっと不満そうな様子を見せつつも、

頭の中では、休みの日の有意義な過ごし方について、

前向きに考え始めていたのでした。

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