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髪を上手に巻けたお客様
本日のお客様は、今にも大きな声で歌いだしそうなくらい、
心が弾んで、楽しそうなご様子でした。
「あら。何かいいことでもありましたか?」
従業員の一人が、お客様のご様子を見て声を掛けた。
すると、声を掛けてもらえて更にご機嫌になったお客様は、
二ッと笑って、
「今日、髪の毛が上手く巻けたんですよ~」
と、髪を指先でつまみながらおっしゃられた。
それを聞いていたマスターは、キョトンと不思議に思いつつ、
じっと二人の様子をうかがうことにした。
一方で、お客様の話を聞いた従業員は、テンションを上げて、
「わあ、良いですね!
それはもう、今日一日最高じゃないですか~」
と、明るく返していた。
「見た目が可愛くなって、上手くいくと、
何だか気分も上がっちゃうんですよね。」
「その日一日の気分は、朝の準備で決まりますからね!」
わいわいと、楽しそうに盛り上がってる様子を見ていたマスターは、
(女の子って、そういうものなのかな。)
と、一人乙女心について頭を悩ませながらも、
オーダーに備えて準備に取り掛かるのでした。




