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一杯、いかが?  作者: 気まぐれメイ


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思い切って、ショートカットにしてみたお客様

「髪、バッサリ切られたんですね!」

お客様を見るなり、変化に気がついた従業員の一人が、明るく声を掛けた。

すると、お客様が返事をされる。

「えへへ、そうなんです。

最近、暑くなってきてるし、さっぱりしたいなって思って。」


「とてもお似合いですね!」

嬉しいような、少し恥ずかしいような顔をされながら、

お客様は笑ってカウンター席に着かれた。

そこで、お客様に気がついたマスターも、声を掛ける。


「イメチェンですか?」

「はい、頭が軽くなって、すっきりしました。

お風呂の時も、すごく洗いやすくて楽になりました。」

マスターは、比較的無口な人なのだと知っているお客様は、

それ以上の言葉は望まず、今日は何を注文しようかと考え始めた。


しかしそこで、

「いいですね。」

と、マスターの声が聞こえてきた。

「え?」

びっくりして、マスターの方を見ると、

「髪型もですけど、お客様のその明るい笑顔が、本当に素敵ですね。」

と、温かく言ってくれたのでした。

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