6月6日 朝イチ
朝イチ、誰もいない時間に仕事するのは、やっぱりいいな。でも、そろそろ誰か出勤してきそうな時間だな。すると、向こうから足音が聞こえる。やっぱり、誰か来たな。やはり、扉が開く音がする。扉から出てきたのは山形だった。俺は、視線が合うとすぐに挨拶をする。すぐに、山形も挨拶をしてくる。山形は、机に荷物を置くと俺の方にやってくる。
俺 「どうされました?」
山形「実は、新人のことでお話したくて」
俺 「あぁ、なんかありましたか?」
山形「そうなんですよ、、、、。実は、」
少し下を向きながら話し始めた。俺は、ゆっくり頷きながら山形の話に耳を傾ける。
山形「中丸さんなんですけど、今日来た時に、少し気持ちが沈んでて、、、、、、、、、、、、」
これは、オチまで時間がかかるやつだろうか?
山形「で、声をかけたんですよ」
とりあえず、頷いておくか。
山形「そしたら、なんか疲れてたのか僕の声に反応しなかったんですよ」
へー、そんなことあったんだ。
山形「そしたら、その後少し机の上で寝てしまってたんですよ」
え?これどういうオチなんだ?
俺 「大丈夫でした?」
とりあえず、ここらで話しておくか。
山形「その後5分くらい経って起きたんですけど、そこからは普通に仕事されてました」
そんなことがあったんだ。まだ、今日は出勤していないから様子はわからないな。
俺 「そうなんですね」
山形「もし、よかったら今日声かけてみてください」
俺 「わかりました」
わかりましたか、どうかすらわからないんだけどな。まぁ、仕方ないよな。とりあえず、今日の中丸の様子を見る以外に方法はない。
山形「ありがとうございます」
俺 「山形さん、今月の訪問件数何件予定ですか?」
山形「今のところ、15件かな」
俺 「20件に変えることできますか?」
山形「売り上げですか?」
何かを察したように答えた。
俺 「そうなんですよ。いけそうですか?」
山形「頑張ってみますね」
俺 「ありがとうございます。助かります」
山形「最下位、脱出狙ってるんですか?」
俺 「そうなんですよ。なんとか出たくて」
山形「そりゃあ、そうですよね」
というか、最下位なんて今後二度と取りたくないというのが本音ではある。そのあたりをみんなはどう思っているのだろうか?




