6月5日 営業同行
俺 「どうだった?」
石木「いや、あそこで受注するの凄いなと思います」
俺 「どうかなぁ、、、、、、」
石木「勉強になりました」
今、石木はどんなことを思って仕事をしているのだろうか?若かりし頃の俺は、ここにはいない。
俺 「そう言えば、この前大阪行くって言ってなかったっけ?」
話題を仕事からプライベートに変えた。
石木「はい、今度行くんですけど。アニメのやつ見れなくて」
俺 「あぁ。あれかぁ」
俺は、石木から勧められたアニメを見て感動したことを伝えたのだった。
石木「残念ですね」
俺 「たしか、展示会だったっけ?」
石木「そうです。そうです」
俺 「いつ、あんの?」
アニメの話になったということもあり、とても熱量が高くなっていた。
石木「7月に入ってからなんですよ」
俺 「えっ、7月?」
石木「はい」
俺 「7月だったら、俺行くよ」
ちょうど、俺は大阪に友達に会いに行く予定があったのだった。
石木「ホントですか?」
俺 「ああ。時期が合えば、グッズ買ってくるよ」
石木「本当ですか?」
俺 「もちろん」
石木は、今どんなことを思っているのか?今の俺にはわからないけどこれからもコイツを守れるような先輩でありたいと思ってしまう存在だった。
石木「ありがとうございます」
俺 「そう言えば、中丸は落ち込んでた?」
石木「いや、そうでもないと思いますよ」
今日は、朝から営業していたから中丸がどんな状態かよくわかっていない。昨日も、あんまり関わらなかったしな。
俺 「そうか、ならいいんだけど」
石木「あんまり、何も気にしてなさそうですよ」
俺 「まぁ、そういうタイプではあるよな」
石木「はい」
この二人は、同期だというのにあまり仲はよくなさそうだった。同期ってそんなもんなのかな?
俺 「石木さんは、同期だと誰が仲いいの?」
石木「うーん、みんな一緒くらいですよ」
俺 「そっかぁ」
石木「逆に誰が合いそうですか?」
俺 「誰だろうな、、、、、、、」
石木に合うやつと言われても、同期をあまり知らないからな。
俺 「誰がいるかわからないんだよな」
石木「ですよね」
俺 「営業の奴らはわかるんだけど、それ以外があんまりわかんないんだよね」
石木「マーケティングと人事にいますね」
俺 「へぇー、そうなんだ」
同期とはいえ、仲良くなるのにかなり時間がかかるだろうな。




